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消費生活Q&A(令和6年1月1日号)

賃貸入居時は物件の状態をよく確認

住宅の賃貸借に関する消費生活相談は、全国で毎年3万件以上あります。中でも原状回復に関する相談が約1万3,000件で、全体の4割を占めています。契約時に必ず物件と契約内容を確認してください。

Q

10年住んだ賃貸アパートから引っ越すことになりました。退去するときに敷金の返金がないどころか、フローリングの張り替えやクリーニング代の追加費用を請求されました。高額な請求に納得できません。

A

家具を置いてできた床のへこみなど、生活してできた通常の損耗や経年劣化に、原状回復義務はありません。国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主側と費用負担について話し合いましょう。請求額が減らせる可能性があります。退去時のトラブルを防ぐために、契約前に重要事項説明書や契約書を必ず確認しましょう。入居時は家主や管理会社など貸主側の立ち会いのもと、部屋の写真などを残しておくことも大切です。

トラブルを防ぐチェックリスト

  • 契約前に契約の内容を確認する。
  • 入居時に物件の損傷状態を確認し、写真などで記録する。
  • 入居中にトラブルが起きたらすぐに貸主に相談する。
  • 退去時は精算内容を確認し、納得できない点は説明を求める。

【問い合わせ先】消費生活センター(電話番号 0942-30-7700、FAX番号 0942-30-7715)

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