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セーフコミュニティ3回目の国際認証(令和6年1月1日号)

みんなで取り組む 安全安心のまちづくり

久留米市の「安全安心のまちづくり」の取り組みが評価され、3回目のセーフコミュニティ国際認証を取得しました。これまでの成果と取り組みのポイントを紹介します。

3回目の認証

「身の回りで起こるけがや事故は、予防で減らすことができる」というセーフコミュニティの基本的な考え方に基づき、市は、平成23年から市民の皆さんと協働して「安全安心のまちづくり」に取り組んでいます。

昨年8月に行われた国際認証審査で、審査員から「災害やコロナにも関わらず、取り組みを工夫し、成果に結びついていることは、本当に素晴らしい」と、高い評価を受けました。12月9日に久留米シティプラザの久留米座で行われた認証式で、原口新五市長は、「認証取得はゴールではない。大切なのは、けがや事故に遭わないようにみんなが少しずつ注意すること。セーフコミュニティの原点に立ち返り、安全安心な久留米を作りましょう」と呼び掛けました。

取り組みは着実に浸透

取り組みの成果は数字に現れています。令和4年の交通事故件数は1195件。平成23年と比較して60.4%減少しました。校区防災士は平成28年度の15人から157人と10.4倍に増えています。

子どもたちにも取り組みは浸透しています。セーフコミュニティ標語は応募数が年々増加。今年度は過去最高の3441点の中から、平山瑛志郎さん(西牟田小4年)の「ゆだんせず 見なれた道でも 右左」が最優秀賞に輝きました。

一人一人の日頃のちょっとした取り組みが「安全安心な久留米」の実を結びます。

【問い合わせ先】安全安心推進課(電話番号0942-30-9094、FAX番号0942-30-9706)

データでみる成果と取り組みのポイント

交通安全

【交通事故件数】

平成23年 3,018件から令和4年 1,195件に減少

point

市内で発生した交通死亡事故のうち、高齢者が半数を占めています。早朝や夕暮れ時などは特に注意が必要。出かける時は、明るい色の服装にしたり反射材を着けたりしましょう。車から認識されやすくなります。

交通安全対策委員会 服部昌子さん

子どもの安全

【18歳以下の外因による救急搬送件数】

平成23年度 540件から令和4年度 424件に減少

point

学校などで安全に過ごすためには子ども自身がルールを守るだけでなく地域の見守りも大切です。

また、保護者の心に余裕がないと子どもに強くあたってしまうことも。子育ての不安やストレスを感じたら、気分転換しましょう。

学校安全対策委員会 広津猛さん

高齢者の安全

【認知症サポーター養成講座受講者数】

平成23年度 2,503件(延べ人数)から令和4年度 37,084件(延べ人数)に増加

point

認知症について正しく理解し支える「認知症サポーター」も増えてきました。認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、温かく見守り支える仕組みづくりが進んでいます。

高齢者の安全対策委員会 桑島俊明さん

犯罪・暴力の予防

【一般刑法犯の認知件数】

平成23年 4,590件から令和4年 1,435件に減少

point

市内のニセ電話詐欺被害が増えています。

「電話やメールでお金の話は全て詐欺」と思い、「怪しいな」と思ったら、すぐに警察や周りの人に相談しましょう。コンビニやATMで「大丈夫かな」と思う人がいたら、声を掛けましょう。

防犯対策委員会 猪飼廣幸さん

自殺予防

【自殺者数】

平成23年 77人から令和4年 58人に減少

point

悩みを話したり、相談したりするのはとても大切です。自分だけで抱え込まず周りを頼りましょう。

いじめや進路などで悩んでいる子どものSOSをキャッチするためにも、日頃からの会話も大切です。

自殺予防対策委員会 大治太郎さん

防災

【校区防災士養成人数】

平成23年度 15人から令和4年度 157人に増加

point

災害に備えて、住んでいる地域のハザードマップを確認し、避難所や避難経路について考えてみましょう。

食料備蓄は缶詰やレトルト食品を多めに買って、食べた分を買い足す「ローリングストック法」がお勧めです。

防災対策委員会 今村俊夫さん

新しいロゴが完成

セーフコミュニティをPRするために、新しいロゴができました。「くるめふるさと大使」でクリエイターのパントビスコさんがデザイン。

みんなでセーフコミュニティに取り組もうという思いが込められています。

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