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北部九州の歴史研究で貴重と評価(令和5年1月1日号)

高良大社文書が重要文化財指定に

 国の文化審議会は、11月18日に高良大社(御井町)に伝わる古文書146通を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
 江戸時代以前の高良山は大祝職を務めた鏡山家、大宮司職を務めた宗崎家、神仏習合のなかで仏教を執り行う座主家の三家が中心になり、管理をしていました。高良大社文書は、これら三家に伝わった文書を中心に構成されています。室町時代から安土桃山時代に、九州の諸大名やその家臣が三家に宛てた文書などが数多く見られます。九州の歴史研究の上で貴重なものと高く評価されました。
 市の国指定重要文化財は15件目。古文書としては市で初の指定です。中でも、944(天慶7)年の「筑後国解写」は、筑後国内の神々の名前を書き記した国内最古の神名帳と確認されています。

【問い合わせ先】文化財保護課(電話番号0942-30-9322、FAX番号0942-30-9714)

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