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まちづくりを担う自治会(令和5年1月1日号)

活動を通してつながる

 久留米市には、約680の自治会・町内会と46の校区コミュニティ組織があります。地域活動などを通して、人と人のつながりづくりに大きな役割を果たしています。

関わる人を増やすことが課題

 自治会は、同じところに住む人々が、みんなで協力し合いながら、住みよいまちづくりに取り組む自主的な集まりです。防犯灯やごみ集積所の維持管理、防犯パトロール、夏祭りなどの交流行事を行い、地域のつながりの核となっています。『広報久留米』の配布など地域と市をつなぐ役割も担っています。
 近年、個人の価値観やライフスタイルの多様化などにより、地域活動への関心が薄れています。自治会活動や地域の行事に参加したくても難しい人も増えています。少しでも多くの人が関われるような仕組みづくりが課題です。

地域のこれからを考える

 各小学校区には、自治会や住民団体などと連携し、にぎわいづくりなどまちづくり活動の活性化に取り組む「校区コミュニティ組織」があります。校区コミュニティセンターを拠点として、それぞれの地域の特性を生かした活動を行っています。 
 市は、活動に参加するきっかけの場として、毎年、市内の小学校PTA役員や校区役員などを対象に、「コミュニティ交流会」を開催しています。令和4年は、情報発信がテーマ。普段、関わる機会が少ない世代が、校区の魅力を知ってもらう方法や団体が連携するアイデアについて意見交換をしました。校区内でつながりを深めると共に、他校区とも交流し、自分たちのまちについて新たな発見をした地域も。参加した校区の中には、会をきっかけに、改めて校区と小学校PTAで交流会を開催し、校区公式LINEを活用した情報発信や新たなイベント実施に向けて動き出したところもあります。

自分たちの手でまちをつくる

 活動に関わると、幅広い世代の人と交流が進み、顔見知りになります。顔を知っているから、日常生活の何げない支え合いや、みんなで守るという安心感が生まれます。災害時など、いざというときには、助け合う基盤となります。自分たちが暮らすまちだからこそ、一人一人ができることがあります。一部の人だけが関わるのではなく、仕事をしていても、それぞれができる範囲で関われます。自治会加入をきっかけに、地域の人とつながることで、一緒に考え、自分たちの手でまちをつくることができます。自分が住むまちの活動を知りたい人は、問い合わせ先か各校区コミュニティセンターに確認してください。

【問い合わせ先】地域コミュニティ課(電話番号0942-30-9014、FAX番号0942-30-9711)

高良内小PTA役員 松尾花子さん

つながりは財産
 私は小学校のPTA役員をしながら、校区では子育て中の母親が集う「たけのこ学級」を主催する1人として活動しています。仕事と両立するのは大変ですが、時間を調整しながらやっています。主催者側を続けているのは、参加するだけでは分からないことが見えるし、さまざまな人とつながりができるから。それは私の財産です。先日、校区交流会に参加しました。地域の人と話す中で、高良内は寄り添える力があって、つながれる地域だと感じました。知り合うことで、声も掛けてもらえるし参加してよかったです。今後もつながりを大事にして、活動していきたいと思います。

長門石校区 中通自治会会長 倉員正明さん

自分ができる範囲で
 自治会長を受けて3年になります。私は仕事をしていますが、役職が大変だと思ったことはないです。相談できる仲間もいるし、できないときは代わりにしてくれます。自治会活動でやっていることは特別なことではありません。自分ができる範囲でいいし、構える必要はないので、気軽に考えてほしいですね。地域の人とつながることは安心につながるし、役に立ちます。活動に関わってもらうためには、アピールも必要。今は、イベントがあると声を掛けるなどして仲間を増やしています。一緒にやると楽しい。これからも地域でできることをみんなとやっていきたいです。

46校区の取り組みを知る

 「久留米市校区まちづくり連絡協議会」は、市内46校区コミュニティ組織で情報共有を行い、さまざまな課題の解決に対応できるよう組織されています。各校区の取り組みはホームページでも紹介しています。

【問い合わせ先】市校区まちづくり連絡協議会(電話番号0942-30-9243、FAX番号0942-30-9711)

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