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9月10日から16日は自殺予防週間(令和4年9月1日号)

セルフケアで心の健康を保つ

 全国の自殺者数は、減少傾向にありましたが、新型コロナが流行し始めた令和元年以降、増加傾向にあります。久留米市でも同様に増加傾向にあり、令和3年は62人が自殺で亡くなりました。

自分の心の状態に気付く

 私たちは、日々さまざまなストレスを受けて生活しています。うまく解決できずに心身のバランスを崩し、自ら死を選択してしまう人も。産業医科大学の丸山崇准教授は、「自殺を防ぐには、ストレスに気付き、適切に対処することが大事です。それには人に話を聞いてもらったり、基本的な生活リズムを整えたりすること。セルフケアとして、呼吸法やマインドフルネスを取り入れることも効果があります」と話します。セルフケアは、体の調子を整えるのと同様に、心が疲れたときにも有効な手段です。過度のストレス状態に陥らないためにも、自分の心の状態に気付き、早めの対策を心がけることが大切です。

日常生活の中で実践できる

 セルフケアについて、丸山准教授は「私たちは、過去を振り返って後悔や自己嫌悪に陥ったり、将来のことを予測したりして不安になりがちです。過去や未来ではなく、今の自分の状態を見つめることが大事です」と話します。
 「マインドフルネス」は、心の筋トレともいわれ、瞑想などを通して「今、この瞬間」に集中し、自分の気持ちや体の状態に気付き、心を整える方法のことをいいます。入浴中など日常の行動の中でも実践できます。多くの企業研修にも活用され、毎日続けることで、心を穏やかに保つ効果が期待できます。
 市は、セルフケアの講座開催や、悩みに精神科医や保健師が対応する相談などを実施しています。大切な命を守るために、今後も皆さんと一緒に取り組みを行っていきます。

【問い合わせ先】保健予防課(電話番号0942-30-9728、FAX番号0942-30-9833)

心が軽くなるマインドフルネス講座を開催

 市は、「マインドフルネス」を学ぶための講座を開催します。手軽に取り組め、気持ちを落ち着かせる効果が期待されています。講師は産業医科大学の丸山崇准教授で、費用は無料。申込方法など詳細は市ホームページや問い合わせ先に確認してください。

入門講座

  • 日程=10月28日(金曜)
  • 時間=14時〜15時30分
  • 会場=えーるピア久留米
  • 定員=100人

実践講座

1回目は実践、2回目は振り返りの全2回

会場

  • 日程=(1)11月14日(月曜) (2)12月19日(月曜)
  • 時間=(1)(2)ともに14時〜15時30分
  • 場所=えーるピア久留米
  • 定員=30人

オンライン

  • 日程=(1)11月15日(火曜) (2)12月20日(火曜)
  • 時間=(1)(2)ともに19時〜20時30分
  • 定員=100人

【問い合わせ先】保健予防課(電話番号0942-30-9728、FAX番号0942-30-9833)

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