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資生堂福岡久留米工場が完成（令和4年7月1日号）

久留米から美を世界へ　地域の活性化に期待

　資生堂が久留米市田主丸町に建設を進めていた「福岡久留米工場」が完成しました。5月26日、竣工式が行われ、魚谷雅彦社長とアントニオ・スピリオトポロスエグゼクティブオフィサーが、今後の展望について話しました。魚谷社長は「メード・イン・ジャパンがブランド価値であり、九州の立地を生かし、アジアの窓口として商品を世界に届けていきたい。地元を中心に今後800人から900人の雇用を進める予定です」と述べました。
　工場は、インターネットを使った最先端の技術を取り入れています。製造しながら品質を確認する自動制御設備や、最新のロボット、リニアモーター駆動の梱包装置などを導入。一部の生産ラインでは、生産性は従来に比べて3倍に向上します。環境にも配慮し、駐車場には太陽光パネルを設置。施設内で利用する電力は、100％再生可能エネルギーを使います。久留米の特産品を各所に使用しています。城島瓦を入口の外壁に、久留米絣をエントランスに。施設内には展示コーナーもあります。美と共に地域の魅力も発信します。

【問い合わせ先】企業誘致推進課（電話番号0942-30-9135、FAX番号0942-30-9707）

工場見学も実施予定

　資生堂は来春から工場見学をスタートする予定です。見学施設「BEAUTY PLANET」は原料から化粧品が作られるまでを紹介。品質へのこだわりを体験できます。

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