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民生委員・児童委員は地域の相談相手(令和4年6月1日号)

身近な立場で暮らしを支える

 民生委員は、地域の人の暮らしを支えるボランティアです。現在、全国で約23万人、久留米市内では566人が活動しています。子どもや子育て世代の支援を行う児童委員も兼ね、子どもから高齢者まで幅広く暮らしを支えています。地域から選ばれ、任期は3年です。今年の12月1日(木曜)に一斉改選が行われます。

話して顔の見える関係を

 民生委員の主な活動は、一人暮らしや高齢者の世帯などへの訪問、子どもたちや親への声掛けです。コミュニケーションをとることで、顔の見える関係を築きます。会話の中から困り事が分かって、地域包括支援センターなどの関係機関につなぐこともあります。守秘義務があるので、安心して相談できます。地域や学校の行事に参加してつながりを広げたり、高齢者の集いの場や子育てサロンを開催したりする人もいます。
 生活状況や抱える悩みは、人それぞれ。民生委員は、相談に適切に対応するため、研修や月1回各地区で開かれる定例会で、他の民生委員と情報共有や関係機関からの研修などで知識の習得に努めています。
 暮らしの中で困り事があって、誰かに相談したいときや制度を利用したいときは、1人で悩まず、身近にいる民生委員・児童委員に相談してください。

【問い合わせ先】地域福祉課(電話番号0942-30-9174、FAX番号0942-30-9752)

信頼関係を大事に

日吉地区 民生委員・児童委員 村田美和さん
民生委員1期目。夫と自営業を営みながら活動を続けている

 民生委員になって3年目です。声を掛けてもらったときは、やってみてだめだったら、そのときに考えようと委員を引き受けました。私は仕事をしていますが、仕事に支障のない範囲で、できることをやっています。民生委員の先輩と話すのも勉強になり、自分にもプラスになるので引き受けてよかったと思います。活動する上で大切にしているのは、声掛け。顔を知ってもらうことで、安心して話しやすい関係を築けます。訪問だけでなく、電話や道端でも話し掛けています。行政の制度を知らない人も多いので、相談してもらえるように信頼関係が大事なんです。一緒に考えて解決できたときはうれしいです。ちょっとした困り事や何かあったら気軽に相談してもらいたいと思っています。

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