世界中で年間約4万種の生物が絶滅しているといわれています。希少生物保護のため、国はさまざまな規制を行っています。
地球上には、約3000万種もの生物が生息し、多種多様な生物が互いにつながり合って生きています。これを生物多様性といい、「生態系」、「種」、「遺伝子」の多様性があります。生物多様性は、私たちの日常の暮らしに密接に関わっています。現在、開発で生息地の破壊や土壌・水質汚染、乱獲・外来種の持ち込みなど、人間の活動で野生生物を取り巻く環境は急速に悪化。野生生物の絶滅が加速しています。
世界的に生物多様性を守るために「生物の多様性に関する条約」を平成4(1992)年5月22日に採択。その日を国連が国際生物多様性の日と定めました。日本でも、希少な野生生物を守るため「種の保存法」を制定し、絶滅の恐れがある生物の取り扱いについて規制をしています。
【問い合わせ先】環境保全課(電話番号0942-30-9043、FAX番号0942-30-9715)
アライグマは、もともと日本に生息していない外来生物です。ペットとして持ち込まれ、逃げたり、捨てられたりして野生化しています。近年、急速に生息域を拡大し、市の捕獲数は平成30年度13頭だったのが、令和3年度は83頭に増加。農作物被害や生活環境被害だけでなく、在来種を食べて生態系にも大きな影響を与えます。市では捕獲用のわなを貸し出しています。貸し出しには講習の受講が必要です。詳しくは環境保全課、各総合支所環境建設課に問い合わせてください。
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