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令和3年消防統計(令和4年3月1日号)

火災・救急ともに増加 自然災害で救助も多発

火災による死者増加

 久留米広域消防本部が管轄する久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町、大木町の令和3年の消防統計がまとまりました。
 火災件数は121件で、前年から13件増加。3日に1件の頻度で火災が発生しています。火災の種類は、建物火災が71件、車両火災が18件、その他の火災が32件でした。主な出火原因は、野外焼却が23件、たばこが15件、電灯・電話などの配線、こんろがそれぞれ8件、放火が7件。住宅火災による死者は、前年の4人から8人に増加。うち65歳以上が5人でした。火災から大切な命を守るために、住宅用火災警報器の設置や点検などを行ってください。

【問い合わせ先】久留米広域消防本部予防課(電話番号0942-38-5159、FAX番号0942-46-5567)

傷病程度「中等症」が最多

 救急車の出動件数は、2万800件で、前年から1557件増加。1日あたり約57件、約25.3分に1件の頻度で出動しています。
 救急搬送人員は1万9293人で、前年から1194人増加。傷病程度別にみると、重症以上13.8%、中等症43.5%、軽症42.7%で、平成21年の久留米広域消防本部発足以降、初めて中等症が軽症を上回りました。一般負傷により搬送された人は3184人で、転倒や転落による受傷が82%を占めます。室内につまずくような物を置かない、移動する際は足元を明るくするなどの対策が必要です。

建物と自然災害で過半数

 救助出動件数は295件で、建物などの事故97件と自然災害事故72件が過半数を占めます。自然災害事故は、全て令和3年8月の大雨に伴い発生したものです。

【問い合わせ先】久留米広域消防本部救急防災課(電話番号0942-38-5158、FAX番号0942-38-5172)

出動件数が年々増加 救急車の適正利用を

 軽い症状で救急車を利用する人が見受けられます。この状況が続くと、搬送する病院が決まりにくくなったり、救急車が不足して到着が遅れて救える命が救えない事態になったりする恐れがあります。救急車を呼んだ方がいいか判断に迷ったときは、「#7119」に電話をしてください。意識がない場合や突然の激しい頭痛・胸痛などの緊急時は、迷わず救急車を呼んでください。

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