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まちづくりを若い世代と(令和4年2月1日号)

きっかけ作りから活動まで支援

 住みやすい魅力的なまちをつくるには、団体や地域、行政などが支え合うことが必要です。市は活動の始め方の相談や経費の補助などを通して、市民の皆さんと協働でまちづくりを進めています。

学生や若者向けの申請枠も

 市は「市民活動・絆づくり推進事業費補助金」で、団体が市民活動を行う経費の一部を補助しています。令和3年度に採択された団体は67団体。会場費や印刷費などに活用されています。活動内容は、子育て支援や居場所づくりなどさまざま。補助金には、学生や若者向けの申請枠もあります。
 学生・若者枠を活用する「パルキッズ久留米大学」は、同大学の学生が中心となって運営。地域住民と一緒に、小学生に学習教室やレクリエーションを行っています。学生の活動は交通費も補助対象です。公共交通機関で移動する学生にとって活動継続の一助となっています。

地域に触れる入り口作り

 今年度、市は、学生に自分が住むまちに関心を持ってもらうため、久留米大学と連携し、地域の困り事にどう取り組むかをテーマに講義を企画しました。学生は課題を考え、グループで共有し、取り組み内容を発表。活動に参加したことがない学生も講義を受け、まちづくりを身近に感じることができたと話します。
 活動に関心があっても、取り組み方が分からない人が多くいます。市は、支援策情報をまとめた「市民活動お助けガイド」を作成。市民活動サポートセンターみんくるでは、活動の始め方やオンラインの活用までさまざまな相談に対応しています。市はこれからも、皆さんの活動を幅広く支援していきます。

【問い合わせ先】協働推進課(電話番号0942-30-9064、FAX番号0942-30-9706)

市の講義を受けた学生にインタビュー

身近で大切な市民活動に気付く

久留米大学2年 弟子丸優華さん
市民活動と聞くと、ボランティア活動に参加するだけのイメージでした。講義を受け、実際に自分で課題から解決策まで考えるうちに、市民活動は地域に必要だと思うようになりました。私は、昨年の大雨災害を課題として、非常食を小学生に食べてもらう取り組みを発表しました。地域の課題を見つけ、どう活動に結びつけるかを考えるのは難しかったです。ただ、課題と向き合って調べたり考えたりする中で、知らなかったことを知ることもできて楽しかったです。難しいと感じた市民活動も、今は身近で大切だと感じています。今後は自分ができることを探して取り組みたいです。

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