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大久保勉前市長が退任(令和4年2月1日号)

チャレンジを続けた4年間

 1月30日に第20代久留米市長・大久保勉氏が退任しました。平成30年1月31日に市長に就任。任期中、民間出身の視点からスピーディーかつ柔軟な市政運営に尽力しました。

懸案課題を解決

 大久保前市長は、民間企業と国会議員で培った経験を基に、伸ばすべき政策と変えるべき政策を見極めながら、市政運営を進めました。市民が主役となり、ふるさと久留米に誇りと愛着を持って、住み続けたいと思えるまちづくりを考え実行した4年間でした。
 少子高齢化の進行や大都市圏への人口流出などで、本市の人口減少が続く中、初となる小学校の統合、ICT教育の推進、重層的支援体制の整備に着手。ジェンダー平等を始め、子どもの貧困、DV、障害者差別の解消に向けた人権政策も進めました。
 久留米都市開発ビル株式会社に対して市が保有する債権の民間譲渡や、都市計画の見直しによる鉄道駅周辺の都市機能の充実など、長年にわたり市が抱えてきた課題を解決に導きました。サンライフ久留米やアンテナショップの閉館、久留米シティプラザの運営改革など積極的に行財政改革にも取り組みました。

予期せぬ試練

 多発する自然災害や新型コロナウイルス感染症の猛威など、安全・安心を揺るがす出来事も発生。市民生活の再建や、事業者・医療機関への支援を迅速に行うため、幾度も臨時議会を招集し、補正予算を編成しました。河川のライブ映像配信や水門閉鎖のLINE配信、ワクチン接種のWEB予約、市税のスマホ決済、ハイブリット会議などのDX化を一気に進め、時代の変化に順応する基盤を作り上げました。新たなことに果敢に挑み続けた4年間でした。

皆様に支えられて 大久保勉

 市民の皆様には、心から感謝を申し上げます。就任以来、「住みやすさ日本一」の久留米を目指し、直面するさまざまな課題をチャンスと捉え、変革を恐れずに3倍速で突き進んできました。前例踏襲主義を脱し、時代の変化に合理性と透明性を欠く慣例や予算に大胆にメスを入れました。そのスピード感に戸惑いを与えたかもしれません。
 4年間、集中的・効率的に市政運営が出来たのも、市民の皆様をはじめ、市議会、関係団体の皆様のご支援があってこそと、深く感謝申し上げます。久留米市は魅力と活力を持ったまちです。将来に向かって発展し続けることができます。今後も、変革することを恐れず、 前進して頂きたいと心より願っています。本当にありがとうございました。

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