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変革力を磨き上げる（令和4年1月1日号）

　明けましておめでとうございます。希望あふれる明るい新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
　昨年は、久留米市出身の素根輝選手が、東京オリンピックで見事金メダルを獲得。全市民が歓喜に沸いた歴史的な年でした。世界を舞台に活躍する姿は、未来を担う子どもたちに夢と希望を与えてくれました。
　出口の見えない新型コロナウイルス感染症との闘いも、ワクチン接種によって、日常生活を取り戻しつつあります。医師会や医療機関との連携によって、全国トップクラスのスピードでワクチン接種を進めるなど、地域力を遺憾無く発揮できたと実感しています。
　コロナ禍においても、久留米市は大きく変革を成し遂げました。e-市役所の推進や、Google社と連携したICT教育の実現など、この2年間で一気にデジタル化を加速させました。　
　今年は、いよいよ田主丸で資生堂福岡久留米工場が操業を開始します。国家プロジェクトとして新型コロナ治療薬の開発を進めている株式会社ボナックなどと共に、地域経済の発展と活性化が期待されます。
　また、都市づくりプロジェクトの推進により、鉄道駅周辺の開発許可制度の緩和を実現することができ、多くの駅周辺で住宅の開発や分譲が進むなど、持続発展可能な都市づくりに新たな一歩を踏み出しました。
　久留米市は、これからも持続的に発展し続けるために、変わることを恐れず、それを実現するための変革力をさらに磨き上げ、「住みやすさ日本一」に向け大きく飛躍していきます。
　年頭に当たり、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りします。

久留米市長　大久保　勉

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