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最終回 くるめ学生通信(令和3年3月15日号)

大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです

雇用を生み出す企業誘致(最終回)

今回の記者:聖マリア学院大学(2年)安坂優汰さん

 田主丸町に、資生堂の大きな工場が建設されています。企業誘致のために、市がどのような取り組みをしているのか、企業誘致推進課の小形孝徳さんに聞きました。

企業誘致推進課はどのような仕事をしていますか。

 久留米市に工場の建設やオフィスの進出をしてもらえるよう、市内外の企業に働き掛けることが主な仕事です。企業に久留米の魅力を発信したり、訪問して情報を収集したりします。工場を建設する産業団地の整備もしています。

どのように誘致を行っていますか。

企業を訪問して、久留米に事業所を設ける魅力や利点を説明します。毎年東京や大阪などの大都市圏でセミナーを開催していて、進出した企業による講演や市長によるトップセールスで、久留米の恵まれた立地環境、人材などの魅力を発信しています。今年は新型コロナの影響によりオンラインで開催しました。興味を持ってもらった企業には、産業団地の現地視察会も行います。大都市圏で開催される企業向けのイベントにも参加しています。

市にはこれまで何社進出していますか。

 2月末時点で、市内15カ所の公的な産業団地に150社進出しています。現在14カ所の産業団地が完売の状態です。特に製造業が多く、平成31年2月には、化粧品で有名な資生堂の進出が決定しました。より多くの企業に進出してもらえるよう、新たな産業団地の整備に着手しています。

企業を誘致することで、どんなメリットがありますか。

働く場所を確保することができます。150社が久留米市に進出したことで、6900人の雇用の場が生み出されました。子育て世代やひとり親家庭など、勤務時間が限られた人にも配慮していて、多様な働き方に対応している企業もあります。企業の進出により市内の他企業との取引が始まり、地域経済も活性化します。工場やオフィスが市内に増えることで、固定資産税や法人市民税などの税収の増加も期待できます。


企業に対する働き掛けが、雇用の増加や働きやすい環境づくりにつながると思いました。働く場所が増えることで、より魅力のある久留米になってほしいです。

【問い合わせ先】広報戦略課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

平成26年10月に始まった「学生通信」は今号で終了します。

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