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男女平等推進委員制度(令和3年2月15日号)

性別による差別などの相談に応じます

専門知識を生かした対応

 久留米市は、男女平等推進委員制度を設けています。2人の推進委員が、男女平等について市民からの意見や相談を受け、その解決に当たります。受ける内容は、市の施策に対する男女平等の視点からの意見や、性別に由来する権利侵害を受けた人からの救済依頼など多岐にわたります。委員の中には弁護士もいて、専門知識や経験を生かした相談に応じることができます。

相談内容

  1. 市への意見
    市が行っている事業などで男女平等になっていないと思うことがある
  2. 救済
    職場や学校、団体で、性別を理由とする差別的な扱いを受けているなどで相手に改善を求めたい

相談できる人

  1. 市内に在住、通勤、活動の拠点がある人
  2. 市内で性別を理由とする差別的な扱いなどを受けた当事者、またはそのような事実を知っている人

相談方法

 市が定める所定の申出書に必要事項を記入後、問い合わせ先に持参、または郵送してください。特別な理由があるときは口頭で申し出ることができます。

【問い合わせ先】男女平等推進委員事務局(電話番号0942-30-9246、FAX番号0942-30-9703)

相談から解決まで

  1. 相談者
    (1)男女平等の推進を阻む市の施策
    (2)職場などでの性別を理由とする差別などの苦情・救済の申し出
  2. 男女平等推進委員
  3. 調査
  4. 市や事業者・団体と意見調整
    場合により是正要請・勧告
  5. 相談者への結果の通知

相談事例

  • 市が行う事業が性別による役割分担意識を植え付けるもの
  • 結婚や出産を機に退職を強要される
  • 退職金制度に男女差がある
  • セクシュアル・ハラスメントを受けた
  • 産休や育休を取ろうとすると、嫌がらせをされる など

インタビュー 声を上げることが解決の一歩

男女平等推進委員 峰真さん

 普段は弁護士で、平成30年度から男女平等推進委員になりました。この制度の良いところは、気軽に相談できることや柔軟に対応ができるところです。裁判所をはじめ、いろいろな相談機関がありますが、多くは複雑な手続きが必要なんです。この制度は簡単な書類1枚を提出するだけで相談可能。男女平等推進委員としては、客観的な立場から話を聞き、より柔軟に対応することを心掛けています。
 20〜30年前と比べると、男女平等の意識は高まっていると思いますが、まだまだ改善されていない部分もあります。皆さんが声を上げることが、問題解決のきっかけにつながります。誰もが平等な社会を実現するためにも、少しでも「おかしいな」と思うことがあれば、まずは相談してください。相談を受けた上で、裁判所など他機関での対応が望ましいと判断したときは、アドバイスや実際につなぐこともできます。
 もちろん、プライバシーにも配慮しています。情報を公開する場合には、話し合いながら慎重に行っていますので、安心して相談してください。

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