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令和2年消防統計(令和3年2月15日号)

自然災害で救助が増加、火災や救急は減少

平成21年以来過去最少

 久留米広域消防本部が管轄する、久留米市、大川市、小郡市うきは市、大刀洗町、大木町の令和2年の消防統計がまとまりました。
 火災件数は108件で、昨年の144件から36件減少しました。平成21年に久留米広域消防本部が発足して以来、最も少ない件数です。火災の種類は、建物火災が70件、車両火災が9件、林野火災が1件、その他の火災が28件でした。
 主な原因は、たき火や野焼きといった野外焼却が20件、電灯・電話などの配線が10件、電気機器が10件、こんろが7件、放火の疑いが6件です。108件のうち、久留米市は70件で昨年から10件減少しました。
 最近の特徴として、リチウムイオン電池から出火する火災が増えています。リチウムイオン電池は、スマホやタブレット端末などを充電するモバイルバッテリーに使われています。専用でない充電器を使用すると過充電になったり、落として強い衝撃を与えると出火することがあります。かばんに入れたまま落として発火したケースも。
 充電は付属の充電器やメーカー指定の物を使用してください。最後まで充電ができない、途中で熱くなるなどの異常があった場合は、絶対に使用しないでください。

【問い合わせ先】久留米広域消防本部予防課(電話番号0942-38-5159、FAX番号0942-38-5172)

自然災害やコロナが影響

 救急車の出動件数は、1万9243件で、昨年の2万1304件から2061件減少しました。平成21年以来、年々増加していましたが、初めて減少しました。主な原因は、新型コロナの感染予防のため、マスクの着用や手洗いが広く行われ、病気になるリスクが減ったことや外出が減り交通事故が減ったことなどが考えられます。
 消防隊が救助のために出動した件数は305件で、昨年から70件増加。近年、多発する自然災害で救助件数も増加傾向にあります。「令和2年7月豪雨災害」の救助件数は83件でした。
 大規模災害が発生した時は、多数の通報があり、全ての通報に対応し、迅速に駆け付けることができない場合があります。
 いざという時に備え、どのような行動を取ればいいか考えておくことが大切です。台風の接近や大雨など予測できる場合は、早めに避難をしてください。

【問い合わせ先】久留米広域消防本部救急防災課(電話番号0942-38-5158、FAX番号0942-38-5172)

分別を間違うと火災の原因に

 リチウムイオン電池やボタン電池などは、ごみ収集車で回収するときやクリーンセンターで処理するときに発火する危険があります。「有害ごみ」として、燃やせるごみの日か、資源物などの日に出してください。

【問い合わせ先】施設課(電話番号0942-27-5371、FAX番号0942-27-5443)

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