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地域で頑張る皆さんにエールを送ろう(令和3年2月15日号)

新型コロナウイルスで奮闘する皆さんにインタビューしました。

緑で癒やされてほしい

田主丸町植木販売協会会長
宮ア治幸さん

 田主丸町植木販売協会は27の生産者で構成されています。毎年九州・山口で開催される植木の販売イベントに出店していますが、今年度は新型コロナの影響で、ほとんど中止になりました。
 2月に開催するはずだった「久留米植木まつり」は当初、感染防止対策として、恒例の競り市や花苗プレゼントなどは取りやめ、販売のみの予定でした。ところが、緊急事態宣言の発出で、祭り自体を中止せざるを得なくなりました。植木苗木の生産が盛んな久留米の地元開催のイベントとして、田主丸をPRできる絶好の機会なので、とても残念でした。
 この1年の売り上げは昨年の半分程度になりました。資材などの値段も全て高騰している状況です。
 植木をはじめ緑には人を癒やす力があります。緊急事態宣言による外出自粛で、家にいる時間が長くなると、ストレスがたまると思います。ぜひ緑で心を癒やしてください。
 来年は久留米植木まつりを開催したいと思っています。植木の種類もたくさん用意し、例年よりも盛大に開催するつもりですので、楽しみにしていてください。

安心して乗車できるように

久留米市タクシー協会会長
本田哲さん

 外出自粛などの影響で、タクシーの利用は大幅に減少しました。初めて緊急事態宣言が発出された昨年4〜5月は前年の3割程度に。宣言解除後は徐々に利用も回復していましたが、1月に発出された緊急事態宣言により、再び大きく減少しています。県南地域でも廃業した事業者が出るなど厳しい状況です。
 タクシーの車内は乗務員と利用者との距離が近いため、各社感染予防を徹底しています。出勤時の検温と対面での体調確認に始まり、出庫前や待機時には除菌液を使って車内を消毒。運行中も窓を開け、エアコンも外気モードにして常時換気しています。利用者の皆さんにもマスクの着用をお願いしており、感染防止にご協力いただいています。
 利用者の減少を受けて、新しい取り組みを始めた会社もあります。市内のタクシー会社では、近隣店舗と提携してデリバリーサービスを行っています。他にも、依頼を受けて薬や商品を取りに行ったり、商品を購入して届けるサービスをしている会社もあります。通常のタクシーの手配と同様、電話をかけるだけで利用できます。
 厳しい状況はもうしばらく続きそうですが、高齢者をはじめ、日常的にタクシーを必要とする方々がいらっしゃいます。これからも安心してタクシーを利用していただけるよう、安全と感染防止に努めながら公共交通機関としての役割を果たしていきます。

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