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第56回 くるめ学生通信(令和3年2月1日号)

大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです

学校施設の維持管理って?

今回の記者:久留米信愛短期大学(1年)大場麗奈さん

 久留米市には市立の小・中学校、特別支援学校、高校があります。たくさんの学校の建物をどのように維持管理しているか、学校施設課の吉本淳さんに話を聞きました。

学校施設課はどのような仕事をしていますか

 久留米市には全部で66の市立学校があります。学校施設課は、全ての学校の校舎や体育館など施設の整備計画を立てたり、日常的な維持管理を行ったりしています。敷地内の樹木や遊具の管理なども私たちの仕事です。

学校の建物の管理をどのように行っていますか

 建物が古くなると、雨漏りがしたり、教室や廊下の壁や床が傷んできたりします。取り付けてから年数がたつと、エアコンなどの設備も壊れます。そうなると、学校生活に影響が出てきます。急に不具合が出ることもあるので、法律に基づく点検以外に、学校に聞き取りを行い、建物や設備の状況把握に努めています。学校により状況が異なるため、データで管理。データは、工事計画を立てたり、不具合の影響を最小限にしたりするのに役立てています。

管理を行う上で気を付けていることはありますか

子どもたちが安心して過ごせるようにすることが第一です。併せて、授業や行事に影響が出ないようにも注意を払います。学校から緊急の連絡があれば、職員が出向きます。スマホアプリで写真やデータをやり取りして、現場状況の共有を図りながら対応します。授業を止めないよう、工事や修理を夜間や休日に行うなどの工夫をしています。災害が起こると、倒木などの被害情報が入ります。すぐに対応ができない場合でも、立ち入り禁止にしたりするなどの応急処置を行っています。

他にどんな取り組みをしていますか

 市は、早くから小・中学校の普通教室にエアコンを整備したり、計画を立ててトイレの洋式化を行ったりと学校施設の充実に積極的に取り組んでいます。学習環境が快適だと、子どもたちは学習に集中することができます。今年度は、タブレット端末を活用した新しい学習に対応できるようにWi-Fiなどの整備を進めています。教育の変化に対応できる環境作りも行っています。


子どもたちの安全を第一に考えて管理されていることが分かりました。新しい環境にも配慮した取り組みが、快適な学校につながっていると思いました。

【問い合わせ先】広報戦略課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

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