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地域で頑張る皆さんにエールを送ろう(令和3年2月1日号)

 毎年市民の皆さんが楽しみにしているイベントも中止になりました。これまで準備をしていた皆さんにインタビューしました。

城島の酒をドライブスルーで

城島酒蔵びらき実行委員長
上野賢二さん

 「城島酒蔵びらき」は、これまで26年間毎年開催してきました。中止になったのは今年が初めてです。
 昨年7月頃から10回以上にわたり、協議を重ねてきました。毎年楽しみにしてくださっている人や、地域ブランドのPRや文化継承のためにも、なるべく開催したいという強い思いがあったんです。
 感染対策に取り組み、安全に開催するため、県のコロナ対策アドバイザーにも相談しました。チケットは前売り制にし、人数制限を設け、収容可能人数の半分に。立ち飲み席にはパーテーションを設置する予定でした。角打ちなどの毎年恒例のイベントも縮小し、出店も1割程度に減らすことで準備を進めていました。そんな中、1月13日に緊急事態宣言が発出されました。苦渋の決断で、今回は中止をせざるを得ませんでした。残念ですが、来年はぜひ開催したいと思います。
 酒蔵びらきは中止になりましたが、2月13、14日に蔵元や地域の有志によるドライブスルー販売が城島総合支所付近で行われます。お酒の他に特産品などの販売もありますので、ぜひお越しください。

披露できる日を楽しみに

市消防団16分団副団長
有馬火消しはしご隊隊長
佐古章さん

 久留米市消防団は消防活動などに加えて、有馬火消しはしご隊の演技活動を行っています。
 新型コロナの流行で昨年3月上旬から消防団の活動を満足に行えない状態です。消防団の活動の中で欠かせないのが合同訓練です。消防活動は1人だけで行うものではなく、たくさんの人が協力し合うもの。そのために必要な合同訓練が思うように行えていません。できることはポンプ車点検や揚水訓練など基本的な訓練のみです。はしご隊の演技を披露する水の祭典や出初め式も中止になり、活動は縮小しています。
 はしご隊の演技は、練習をせずに急にできるものではなく、日頃の訓練が重要です。はしごは約8メートルもの高さになりますが、訓練で高さへの恐怖を乗り越え、様々な技に挑戦していくことで、観客を魅了する演技につながっていきます。新型コロナで訓練が制限されている中、はしごに登ったり、皆で呼吸を合わせたりする感覚が振り出しに戻らないよう、できる限り機会を作って訓練しています。
 今は皆さんへお披露目ができないもどかしさもありますが、体力維持に努めながら、いつでも演技が披露できるよう隊員一人一人がしっかり準備しているところです。新型コロナで悔しい、寂しい思いをした分、一刻も早く事態の収束を願うとともに、披露できる日が来ることを楽しみにしています。その時はしっかり演技したいですね。

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