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地域で頑張る皆さんにエールを送ろう(令和2年9月15日号)

コロナ禍でも奮闘する皆さんにインタビューしました。

最後まで全力 悔いはない

久留米商業高校 野球部主将 3年
堤廉汰さん

 新型コロナの影響で3月初めから休校になり、部員全員での練習ができなくなりました。3年生にとっては最後の大会を控えた大事な時期だったので、正直つらかったです。
 それでもできることはやろうと、各自が課題の克服に励みました。素振りやランニングなど全員に自主練習の記録をもらい、まとめて監督に報告。これが約2カ月続きました。5月下旬に学校が再開になっても、夏の高校野球大会は中止に。ショックで何も手に付きませんでした。そんな中「がんばれ福岡2020筑後地区高等学校野球大会」が開催されることに。進学する部員もいるので、試合に出場するか一人一人と話しました。その結果、「最後まで悔いを残したくない」というみんなの思いが強く、参加を決めました。
 試合はコロナ対策のため、無観客試合でスタンドは保護者だけでしたが、皆さん一生懸命応援してくれました。そのおかげで準優勝。優勝できず悔しかったですが、最後にみんなと野球ができ、お世話になった監督や家族に頑張る姿を見せることができて良かったです。

安心して歯の治療を続けて

久留米歯科医師会 会長
首藤俊介さん

 新型コロナウイルスの影響で、4月ごろから市内の歯科医院の受診者が平均で3割、多いところでは5割減少しました。SNSなどによる誤った情報から「歯科医院は感染のリスクが高い」というイメージができてしまったのだと思います。実際は、歯科医師は新型コロナウイルス発生以前からマスクや手袋、ゴーグルを装着し、消毒を徹底するなどの対策を行っていて、感染リスクは少ないと思われます。
 新型コロナウイルスでマスクや手袋、消毒用アルコールは不足しています。価格も通常の2、3倍になりました。手袋は、現在も原材料不足や生産国の輸出規制もあり、生産が追い付かず、品薄状態で困っています。
 高齢者施設や個人宅などを訪問して口腔ケアを定期的に行っていますが、感染予防のため訪問できない期間もありました。2カ月後に訪問したときには、状態が悪化している人や、口腔内の清掃不良により肺炎を起こした人もいて、訪問できなかったことが残念でした。特に高齢者は、口腔内の状態が悪くなることで、食べることができなくなり、命の危険につながることもあります。他にも、虫歯、歯周病など重症化する可能性があるため、自己判断で治療の延期をせず、歯科医師に相談ください。
 口の中を清潔にすることが、虫歯、歯周病、新型コロナウイルスをはじめとしたウイルス性、細菌性疾患の予防につながります。毎食後の歯磨きをはじめ口腔ケアを徹底してもらい、安心して歯科医院を受診してほしいと思います。

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