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こんな時こそ久留米を満喫 地元で感じる手作り旅(令和2年9月15日号)

久留米まち旅博覧会・いつでもまち旅 10月から来年3月まで開催

 「久留米まち旅博覧会」、通称「まち旅」。魅力あふれる観光資源で地元の案内人がもてなす手作りの旅です。今年は、新型コロナ対策を行い、18のプログラムを準備。企画は今後も増える予定です。その一部を紹介します。

今年は通年の「まち旅」で

 毎年、秋に80プログラムの「まち旅」、一年を通して「いつでもまち旅」を開催しています。今年は新型コロナ感染拡大防止の観点から「いつでもまち旅」のみを実施します。コロナ禍を生活していくために役立つプログラムなどもあります。期間は10月から来年3月まで。

草木染とこだわりランチ

 田主丸町にある古民家レストラン「OKUMURA-TEI」でランチ付きの草木染体験ができます。案内役の奥村恵美さんは「草木染は着る漢方といわれています。天然素材で肌に優しいのはもちろん、自然の色で心を、草木の持つ効果で体を癒やしてほしい」と話します。原料は地元産にこだわり、季節の柿の葉や栗のいがなどで煮出した染液が数種類用意されています。好みや目的によって色を選ぶこともできます。桜色に染めるために桜の枝が原料の染液も特別に用意。染めるものは、マスクと、エコバッグか風呂敷を選べます。体験は約2時間。染めている間に奥村さんから、草木染の効果や色の力などの解説があります。
 草木染体験の後、新鮮な野菜たっぷりのランチを味わいます。一日分の野菜が取れて、免疫力が高まるように配慮したこだわりのランチです。

オンライン写経

 筑後地区の浄土宗僧侶で結成された「授手の会」は写経体験を企画。西方寺の加峯政道さんは「新型コロナ禍の今、自分とゆっくり向き合う時間を作ってほしい」と話します。今年は感染防止のため、プログラムを工夫し、会場だけでなく自宅などでも体験できます。一部の日程では、会場の様子をインターネットで動画配信。オンラインでも寺の本堂にいるのと同じ雰囲気を出せるように準備しています。筆など必要な道具が入ったセットが送られてくるので、気軽に体験できます。法林寺の吉末龍彦さんは「写経は寺で行うものと思われていますが、どこでもよいのです。自分と素直に向き合う気持ちが大事です。寺に興味がない人も雰囲気を味わいながら、集中して行うことで、穏やかな気持ちになっていただければ」と語りました。

プログラムは随時追加

 今年のまち旅は、参加人数を半数にしたり、プログラムを一部変更・リモート化したりするなど新型コロナ感染対策を行っています。体験中は、換気や参加者同士の間隔を空けるなどの感染防止を十分に行い、安心して参加してもらえるようにしています。参加者の皆さんにも検温やマスク着用をお願いしています。
 参加するには事前申し込みが必要です。受け付けは随時先着順で、公式ホームページから予約できます。
 公式ガイドパンフレット以外にも新たなプログラムを随時追加します。日程や内容、料金、最新情報など詳しくは公式ホームページで確認してください

【問い合わせ先】久留米まち旅博覧会事務局(電話番号0942-31-1730、FAX番号0942-31-0009)

新たな魅力に気付く

 10月から来年3月までの「いつでもまち旅」は、慣れ親しんだ地域の「たから」を再発見する旅プログラムです。その一部を紹介します。

室町時代から続く藍染めと手織り体験
重要無形文化財久留米絣(かすり)技術保持者会会員である松枝小夜子さんと、藍染めか久留米絣手織りを選んで体験します。染めたい物を持参することも可。手織りはストールなどを織ります
江戸の匠の技で粋な器作り
城島瓦は江戸時代、有馬公が丹波国から瓦工を連れてきたことが始まりといわれています。いぶし銀が美しい遊び心あふれる器を作ります
有馬記念館で感じる至福の茶席
久留米城跡にある有馬記念館の茶室「古城庵」で、茶懐石を含む正式な茶会を体験します。食事やお茶を味わい、ゆっくりと流れる時間を楽しみます
古地図を片手に城下町久留米を探検
地元の歴史愛好家、森久さんが案内する「ブラ モリ久留米」。今も残る江戸から明治時代の痕跡を探し、城下町久留米に思いをはせるまち歩きです

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