トップ > 広報くるめ > 令和元年度「食品ロス実態調査」報告
本来食べられるのに捨てられる食べ物のことを「食品ロス」といいます。家庭や店、工場からごみとして出る未開封の食べ物や食べ残し。農林水産省、環境省の平成29年度推計の国内の食品ロス量は612万トンで、46%に当たる284万トンが家庭から出ています。食品関連事業者から出る分も含めた食品ロス量は国民1人当たり、年間約48キログラムの食べ物を捨てている計算になります。これは1人当たりの米の年間消費量に相当します。
久留米市は、昨年度、環境省の支援を受け「食品ロス実態調査」を行いました。家庭から回収した燃やせるごみ約450キログラムを開封し、分類。食品ロスの割合を調べました。結果、食品ロス量は約57キログラムで、全体の約13%。うち10%が手付かずで廃棄され、中には、賞味期限内のものもありました。
1人1人がもったいないを意識して、余分に買い過ぎない、食べられる分だけ作るなど身近な取り組みで、食べ物を使い切ることが大切です。
食品ロスを減らすため、市はイベントや講習会などでPRを行っています。今回、市内のスーパーと連携し「てまえどり」キャンペーンを実施します。「てまえどり」とは、買ってすぐ食べる場合、陳列棚の手前にある消費期限・賞味期限などの期限の短いものや値引き商品を積極的に選んでもらうことです。キャンペーン期間は10月1日(木曜)から31日(土曜)まで、市内15のスーパーで行います。期間中は、店頭にポスターなどの掲示や、買い物カートへシールを貼るなどして呼び掛けます。実施店舗の詳しくは市ホームページで確認してください。
【問い合わせ先】資源循環推進課(電話番号0942-30-9143、FAX番号0942-37-3344)
事業系328万トン(54%)
家庭系284万トン(46%)
合計612万トン
食品ロス13%(手付かず食品10%、食べ残し3%)
調理くずなど31%
その他56%
令和元年度のごみ総排出量は10万2,611トンでした。前年度と比べて672トン増加しています。昨年は、元号が変わったことで既製の印刷物の廃棄や消費税増税前の駆け込み需要、新型コロナの影響により家庭での食事が増えたことなどもあり、家庭ごみも増えています。
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