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第52回 くるめ学生通信(令和2年8月1日号)

大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです

クリーンセンターの役割とは?

今回の記者:久留米信愛短期大学(2年)中野祐里さん

 ごみを捨てるために来たことはありますが、中でどんな作業や取り組みをしているのか知りませんでした。そこで、宮ノ陣クリーンセンターの田中元英さんに話を聞きました。

宮ノ陣クリーンセンターはどんな施設ですか

 燃やせるごみを焼却する工場棟、ペットボトルや容器包装プラスチックなどの選別を行うリサイクル棟があります。近隣の環境配慮のため、有害物質の排出は厳しい基準を守っています。昨年度は1年間で3万7052トンの燃やせるごみが運ばれました。大規模災害時は、他市町村の災害ごみも受け入れ、被災地復旧の手助けも行っています。また、ごみ処理だけでなく、久留米市初の環境啓発施設として、太陽光発電や屋上緑化を備えていて、環境分野全般を学べる環境交流プラザもあります。

環境交流プラザでどんなことができますか

 地球環境や自然環境、ごみ・資源についてゲームやクイズなどで楽しく学ぶことができます。自転車のペダルをこいで人力発電を体験することもできます。ごみを処理する熱を利用した足湯は、癒やしのスポットになっています。

啓発のためにどんな取り組みを行っていますか

 子どもの頃から資源を大切にする意識を持つことが大切だと思っています。毎年小学校4年生の社会科見学を受け入れていて、分別の大切さを伝えています。また、月に1〜2回エコ体験講座を開き、牛乳パックを使ったおもちゃ作りなど、資源を活かす楽しみを知ってもらっています。ごみ処理施設のイメージを変えるために職員がエコプラザーズというキャラクターになってイベントに参加し、広報活動も行っていますよ。

私たちが身近で簡単にできることはどんなことですか

 ごみをできるだけ出さないことが大切です。商品を購入する際は、まず本当に必要なものかを考えてください。マイバッグを持参して包装を簡素化したり、洗剤やシャンプーは詰め替えて容器を再利用したりしましょう。再利用できないものはリサイクルに。ペットボトル5本をリサイクルすると、作業着1枚に生まれ変わります。

ごみの焼却だけでなく、環境について楽しみながら学べる施設でした。リサイクルはもちろん大切ですが、今後はごみをできるだけ出さないように工夫しようと思いました。

【問い合わせ先】広報戦略課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

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