トップ > 広報くるめ > 久留米市子どもの貧困対策推進計画
久留米市は「子どもの貧困対策推進計画」を策定しました。子どもたちが生まれ育った環境によって、現在および将来が左右されることなく、夢と希望を持てる社会の実現を目指す取り組みを示すものです。市が実施した調査結果では、5人に1人以上の子どもが貧困に関する課題を抱えています。経済的な理由で食費を切り詰めたり、子どもを習い事に通わせられなかったりする家庭の状況は、外からは見えづらいのが特徴。同時に社会からも孤立する傾向にあります。貧困は当事者だけの問題ではなく、社会全体の課題として考える必要があります。子どもの権利を第一に、市や学校、地域などさまざまな立場の人が連携・協力し取り組んでいきます。計画期間は今年度から令和6年度までの5年間です。
市は平成29年度に「久留米市子どもの生活実態調査」を行いました。見えてきたのは、経済的な理由で、子どもが極めて不利な状況に置かれていることや、支援やサービスにつながりにくいという実態でした。
子どもはさまざまな関わりの中で育ちます。親や学校の先生だけでなく地域の大人との関わりが自立する力につながります。周りと関わることで解決できる課題もあります。子どもの成長には地域とつながりを持ち続ける環境づくりが必要です。
生活実態調査などから見えてきた傾向から、次の4点を重点的に取り組んでいきます。
【問い合わせ先】子ども政策課(電話番号0942-30-9227、FAX番号0942-30-9718)
指標に対する目標=子どものいる生活困難世帯の割合を下げる
直近値=22.1%
指標に対する目標=毎日朝食を食べる子どもの割合を上げる
直近値=全体92.6%、
生活困難世帯88.4%
指標に対する目標=ひとり親家庭の親の正規の職員・従業員の割合を上げる
直近値=
母子49.7%、
父子74.7%
指標に対する目標=自分にはよいところがあると思う児童生徒の割合を上げる
直近値=小学6年生77.4%、
中学3年生67.8%
指標に対する目標=生活保護世帯の子どもの高校や大学などの進学率を上げる
直近値=高校など95.2%、
大学など30.9%
指標に対する目標=困りごとの相談者がいない・しなかった割合を下げる
直近値=18.2%
指標に対する目標=近所の人と付き合いがない子どもの割合を下げる
直近値=12.1%
指標に対する目標=スクールソーシャルワーカーの支援件数を上げる
直近値=163件
指標に対する目標=生活自立支援センターの相談支援件数を維持する
直近値=1,020件
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