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7月1日からプラスチック製買物袋が有料になります(令和2年6月15日号)

もうタダじゃないレジ袋

 日々の生活から排出されるプラスチックごみは、海洋環境に甚大な被害を及ぼし、地球温暖化に続く21世紀の地球環境問題になっています。プラスチックごみを削減するため、国はレジ袋の有料化を決定しました。

有料化で利用を抑制

 日本で1年間に利用されるレジ袋は約400億枚と言われ、1人当たり1日1枚のぺースで消費しています。国は7月1日(水曜)から全国一律でレジ袋の有料化をスタート。有料になるのは、

  • 素材がプラスチックである
  • 袋に持ち手がある
  • 商品を入れる袋である
  • 消費者が受け取りを辞退できる袋である

の条件に当てはまる袋です。紙や布製は対象外です。他にも、プラスチック製でも、厚さが市の指定ごみ袋と同じ50マイクロメートル以上で繰り返し利用可能なもの、海洋で分解されるもの、25%以上がバイオマス素材の袋は対象外です。レジ袋の価格や売り上げの使い方は、スーパーや小売店が自由に設定。1枚当たり1円以上で、袋の大きさなどで価格は異なります。

【経済産業省・レジ袋有料化】

  • 事業者向け電話番号=0570-000930
  • 消費者向け電話番号=0570-080180
  • 受付日時=月曜から金曜。祝日除く。9時〜18時15分

買い物はマイバッグ持参で

 日頃から、マイバッグやマイボトルを持ち歩くことで、レジ袋やペットボトルの利用を減らすことができ、お金や資源の節約にもなります。
 新型コロナの影響で、まとめ買いやテークアウトが増えています。使い捨ての割り箸やフォークは、注文の際に断りましょう。食品を保存する時は、ラップを使わずにふた付きの容器に保存しましょう。ちょっとした行動や意識の変化が、ごみを減らし環境問題解決への第一歩となります。
 プラスチック製品にはリサイクルできるものもあります。軽くすすいできれいになる容器は「資源物などの日」に出してください。分別すれば適切にリサイクルされて資源になります。

【問い合わせ先】資源循環推進課(電話番号0942-30-9143、FAX番号0942-37-3344)

有料になるレジ袋

消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手の付いたプラスチック製の物

対象外

紙や布の素材。景品や試供品を入れる袋。持ち手が無い物

プラスチック製でも、環境性能を表示した3種類の袋は対象外

  • プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上
  • 海洋生分解性プラスチックの配合率が100%
  • バイオマス素材の配合率が25%以上

広報戦略課 松本美香さんのお気に入りマイバッグを紹介

 週末にまとめ買いをするのでレジ袋を3〜4枚利用していました。今は、3種類のマイバッグを使い分けています。

  • 店のカゴと同じ大きさです。会計後の商品を直接詰め込んでそのまま車へ。時間の短縮にも。保冷タイプで、主に生ものを入れています。口が広いので商品が入れやすいです。レジャーにも使えます
  • キャスター付きは、毎日消費する飲料水の専用バッグにしています
  • 蛇腹のナイロン製で、ピンと引っ張るだけで簡単に畳めます。通勤用バッグに入れて毎日持ち歩いています

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 自分にできる「エコ活動」を実践しましょう。登録時に選択項目から「マイはし・マイバッグ・風呂敷等を活用する」を選ぶと、オリジナルマイバッグを贈呈します。また、協力店を利用するときに、割引サービスなどもあります。

【問い合わせ先】環境政策課(電話番号0942-30-9146、FAX番号0942-30-9715)

解説 海洋プラスチックごみ

便利が招いたごみ問題

 プラスチックは、軽くて丈夫、加工がしやすく耐久性があり、便利で安価な材料です。世界の年間生産量は、過去50年間で20倍に増えています。レジ袋やペットボトルの容器をはじめ、車や建築資材といったあらゆるものに利用されています。レジ袋や食品トレーなどは一度利用されただけで捨てられ、ごみの量を増やしています。近年、ポイ捨てや不法投棄で海に流失した「プラスチックごみ」が世界的にも深刻な問題になっています。海洋プラスチックごみは、一度流出すると回収されることはほとんどありません。

生態系に及ぼす悪影響

 海中で劣化したプラスチックが砕けて5ミリメートル以下の破片となったものをマイクロプラスチックと言います。マイクロプラスチックは、海中の有害物質を取り込み、海に5兆個も漂っています。動物プランクトンと同じ大きさで、魚は餌と間違えて食べてしまいます。有害物質が小さな魚の体内で蓄積され、食物連鎖で大きな魚に移っていき、最終的には私たちの体内に入って蓄積される恐れがあります。

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