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ロタウイルスワクチンの予防接種費を助成(令和2年5月15日号)

5歳までに95%が感染

初めての感染は重症化

 ロタウイルスは、胃腸炎を引き起こすウイルスです。5歳までに95%の乳幼児が感染するといわれています。特に初めての感染は重症化しやすくなります。発熱や腹痛、水のような下痢や嘔吐を繰り返し、重い脱水症状が続きます。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、4〜5割はロタウイルスが原因です。
 治療法は無く、水分補給や点滴などで回復を待ちます。ワクチン接種で、胃腸炎の発症を7〜8割減らすことができます。今年10月1日から、ロタウイルスの予防接種は、国の定期予防接種になり、費用は無料。対象は、8月1日以降に生まれる乳児です。

任意接種は市が全額負担

 定期予防接種の対象にならない4月2日から7月31日までに生まれる乳児は、市が接種費用の全額を助成します。

  • 対象者=令和2年4月2日から7月31日までに生まれ、本市に住民登録をしている乳児
  • 接種期間=6月1日(月曜)〜来年3月12日(金曜)。生後6週から32週までに接種

【問い合わせ先】保健予防課(電話番号0942-30-9730、FAX番号0942-30-9833)

ロタウイルスの主な症状

下痢=米のとぎ汁のような便が出る
嘔吐=発症後、1日から2日目まで。1日に5〜6回を超える嘔吐
発熱= 半日から1日程度まで。3割から5割が発症
その他=下痢や嘔吐からくる脱水、意識障害、腹痛、食欲不振
合併症=けいれん、肝機能異常、腎不全、脳症、心筋炎

脱水の症状

口内や舌の乾燥
頬の陥没
ぐったりしている
腹部の陥没
3時間以上排尿なし
つまんだ皮膚が元に戻りにくい
ぐずる
涙の減少

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