トップ > 広報くるめ > 新型コロナウイルス うつらないうつさない 一人ひとりができること

新型コロナウイルス うつらないうつさない 一人ひとりができること(令和2年5月1日号)

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて

久留米市長からのメッセージ

福岡県では「緊急事態宣言」を受け、事業者等へ休業要請が行われました。外出自粛を強くお願いし、企業活動を一時的に休止いただくこの要請は、新型コロナウイルス感染を巡る事態がひっ迫し、直ちに行動を起こすことが必要だからこそのものです。
医療現場では、医療用品・機材、医療スタッフが不足。
院内感染のリスクと隣り合わせの緊張状態のなか、懸命に対応に向き合われています。
そのご尽力に深く感謝申し上げます。
この事態が、いかに危険な域にまで達しつつあるかをご理解いただき、ご自身、ご家族をはじめ、大切なお付き合いのある方々の健康と命を守り、又、医療現場の負荷を軽減するためにも、ご協力をお願いいたします。

令和2年4月13日
久留米市新型コロナウイルス対策本部
本部長 久留米市長 大久保勉

コロナウイルスとは?

これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。
このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10〜15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。
コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することはまれです。 また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。

新型コロナウイルス感染症について

どうやって感染するの?

現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。

飛沫感染(ひまつかんせん)

感染者の飛沫(くしゃみ、せき、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。

感染を注意すべき場面
屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき

接触感染

感染者がくしゃみやせきを手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。
未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。

感染場所の例
電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど

3つの密を避けましょう

新型コロナウイルスへの対策として、クラスター(集団)の発生を防止することが重要です。
日頃の生活の中で3つの「密」が重ならないよう工夫しましょう。

  • 換気の悪い密閉空間
  • 多数が集まる密集場所
  • 間近で会話や発声をする密接場面

3つの条件が同時に重なる場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。部屋をこまめに換気しましょう。また、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。

新型コロナウイルス感染症が疑われる方へ

下記のような症状に当てはまる方は、各市町村の「帰国者・接触者相談センター」へお問い合わせください。

  • 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある

高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルスに感染しないようにするために

まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけましょう。
具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避ける(令和2年3月17日時点)ことです。また、十分な睡眠をとることも重要です。

飛沫感染を予防するため、人込みを避けるようにしましょう。屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときは特に注意しましょう。

正しい手洗い

ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。

  1. 流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります
  2. 手の甲をのばすようにこすります
  3. 指先・爪の間を念入りにこすります
  4. 指の間を洗います
  5. 指の間を洗います親指と手のひらをねじり洗いします
  6. 手首も忘れずに洗います

洗い終わったら
石けんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよくふき取って乾かします

ふだんの健康管理

ふだんから、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。

適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50〜60%)を保ちましょう。

ほかの人にうつさないために

せきエチケットとは、感染症を他者に感染させないために、せき・くしゃみをする際、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。
対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2メートルとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で交わされる環境は、リスクが高いです。
感染しやすい環境に行くことを避け、手洗い、せきエチケットを徹底しましょう。

せきエチケット 悪い例

何もせずにせきやくしゃみをする
せきやくしゃみをするとき、しぶきが2メートルほど飛びます。しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の人に病気をうつす可能性があります。
せきやくしゃみを手でおさえる
せきやくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着します。ドアノブなどを介して他の人に病気をうつす可能性があります。

せきエチケット 良い例

  • マスクを着用する(口・鼻を覆う)
  • ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う
  • 袖で口・鼻を覆う

正しいマスクの着用

  1. 鼻と口の両方を確実に覆う
  2. ゴムひもを耳にかける
  3. すきまがないよう鼻まで覆う

新型コロナウイルスに関するQ&A

令和2年3月23日時点版

Q.空気感染は起きているのでしょうか?
A.国内の感染状況を見ても、空気感染は起きていないと考えられるものの、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがあります。
Q.潜伏期間はどれくらいありますか?
A.WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1〜12.5日(多くは5〜6日)とされており、また、これまでのコロナウイルスの情報などから、未感染者については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨されています。
Q.濃厚接触とはどのようなことでしょうか?
A.濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は2つあり、(1)距離の近さと(2)時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。
Q.感染者が見つかった場所(外国、国内)から送られてくる手紙や輸入食品などの荷物により感染しますか?
A.現在のところ、中国やウイルスが見つかったその他の場所から積み出された物品との接触から人が新型コロナウイルスに感染したという報告はありません。
WHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物で長時間生き残ることができないとしています。
Q.食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはありますか?
A.食品そのものにより新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません。
ただ、食品や食事の配膳等を行う場合は、不特定多数の人と接する可能性があるため、接触感染に注意する必要があります。食器についても同様で、清潔な取扱を含め十分お気をつけ下さい。
コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。製造、流通、調理、販売、配膳等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、手指消毒用アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。
WHOからの一般的な注意として「生あるいは加熱不十分な動物の肉・肉製品の消費を避けること、それらの取り扱い・調理の際には注意すること」とされています。

久留米市相談窓口一覧

次の症状がある方は下記相談窓口にご相談ください。

  • 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある

高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

久留米市新型コロナウイルス相談センター(帰国者・接触者相談センター)

  • 電話番号0942-30-9335
  • FAX番号0942-30-9833

8時30分〜21時、土曜・日曜・祝日も受け付けます。
上記以外の時間帯で緊急時は音声ガイドに従ってください。

厚生労働省の電話相談窓口

  • 電話番号0120-56-5653(フリーダイヤル)

9時〜21時、土曜・日曜も受け付けます。

外国語での相談窓口

福岡アジア医療サポートセンター(医療に関する外国語対応コールセンター)

  • 電話番号092-286-9595

ふくおかよかとこコールセンター(外国人観光客向け多言語対応コールセンター)

  • 電話番号092-687-6639

感染症の特性上、状況は日々変化します。
最新の情報は市ホームページにてご確認ください。

URL
//www.city.kurume.fukuoka.jp/1050kurashi/2060hokeneisei/3005cov2019/index.html

▲このページの先頭へ