大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです
今回の記者:久留米工業高等専門学校(5年)新比叡真紀さん
生活の中にインターネット環境が広がっています。そんな中、教育の現場でICT化を進めているそうです。さっそく学校教育課の平島雅之さんに話を聞きました。
小・中学校でタブレット端末を使って、インターネットや写真、動画などを活用した授業を進めています。まずはICT活用推進校を4校指定。ゆくゆくは全校に広げていきます。
調べるだけでなく、作った資料にみんなで書き込んだり、それを大きな画面に映して見比べたりといった協働的な学びができます。離れた場所の人たちと交流も行えるようになります。
授業準備などを効率化することができます。以前は、授業で使う大きな資料などを手作りしていました。パソコンで資料を作成し、大きな画面に映すことで資料作成の手間を省くことができます。作った資料を先生同士で共有し、改良することで質も上げることができます。
情報モラルの指導に力を入れています。学校ではタブレット端末に閲覧制限をかけていますが、情報の中には、誤ったものや危険なものがあることを理解してもらうことが大切です。
教育ICT化で、表現や比較が簡単になり、子どもたちはより主体的・協働的に学ぶことができます。
学習アプリを使えば、子どもの学習の進み具合も分かります。将来は1人1台の端末環境を整え、「誰も取り残されない個別最適化された」授業を目指していきます。
情報をすぐに得られる時代になりました。これからは得た情報を子どもたち自身で生かす力が求められています。今までも大切にしてきた「自分も他人も大切にする」という教育の基本を変えず、変化の激しい時代に対応できる力を育てることが重要です。
情報がすぐ手に入る現代の教育の在り方を考えさせられました。質の高い教育が求められる中で、教育のICT化は必要な取り組みだと思います。今回取材で学んだことを生かし、私もインターネットを有効活用していきます。
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