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消費生活Q&A(令和2年2月15日号)

アパートの契約はよく確認を

Q.相談

 大学卒業で、賃貸アパートから出ることになりました。すると、壁紙や畳を修復する費用が敷金だけでは足りないと、不動産業者から言われ、数万円もの追加請求を受けました。
 経年劣化する壁紙や畳の原状回復は貸主負担と聞いたことがあります。修復費用の支払いは納得できません。

A.回答

 退去時の原状回復費用の負担のあり方について、国土交通省がガイドラインを示しています。日焼けによる壁紙や畳の変色など、通常の使用で生じる経年劣化は貸主負担。落書き、喫煙やペットが原因の傷・汚れ・臭いなど、通常の範囲を超える使い方によるものは、借主負担とされています。
 残念ながら、ガイドラインに法的な拘束力は無く、契約書に「退去時には借主が壁紙、畳の修復費用を負担する」などと書いてあれば支払わなければなりません。
 アパートなどを契約する時は、退去時の原状回復の範囲や内容などをしっかり確認してください。また、契約時には不動産業者など、貸主側と一緒に部屋の状態を確認し、傷や汚れを写真やメモで残しておくと、後のトラブル予防になります。

【問い合わせ先】消費生活センター(電話番号0942-30-7700、FAX番号0942-30-7715)

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