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令和元年消防統計(令和2年2月15日号)

救急搬送時間は全国トップクラス

 久留米広域消防本部は久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町、大木町の火災・救急・救助出動を行っています。平成31年1月から令和元年12月末までの1年間の統計をまとめました。その概況をお知らせします。

火災件数は微増

 久留米広域消防本部が管轄している地域の令和元年中の火災件数は144件、昨年より3件の増加となりました。火災の種類は建物火災が73件、林野火災は0件、車両火災が12件、その他の火災が59件でした。前年と比べ、建物火災が5件減、林野火災は1件減、車両火災が1件増、その他火災が8件増です。
 このうち、久留米市は80件で、昨年から6件減。出火原因の中で最も多いのは、配線による火災で12件。コンセントとプラグの隙間にほこりがたまり、漏電して発火する「トラッキング現象」やたこ足配線などによるものです。続いて、たき火や野焼きといった野外焼却が11件、放火の疑いが9件、たばこ6件、こんろ6件、放火4件などです。
 火災を防ぐためには、家庭で落ち葉の焼却などをしないことや野焼き防止の見回りなど地域での呼び掛けが重要です。

【問い合わせ先】予防課(電話番号0942-38-5159、FAX番号0942-38-5172)

増え続ける救急出動件数

 救急車の出動件数は前年より288件増えて、2万1304件。平均すると1日に58.4件出動しています。10年間で4109件増えています。
 救急搬送された人数は1万9784人。前年より97人増加。この10年で3427人増えています。どちらも11年連続の増加という結果になりました。
 事故種別は、急病が1万3440件と最も多く、転んだり、喉に物を詰まらせたりなどの一般負傷が3305件でした。転院が1951件、交通事故が1516件、その他が1092件となっています。ほとんどの種別で増加している中、交通事故は昨年に比べて120件減りました。

いち早く医療機関へ搬送

 全国的に救急出動は増加傾向で、119番通報をしてから傷病者を医療機関に搬送するまでの平均時間が長くなっています。  久留米広域消防本部の令和元年中の救急搬送時間は27.2分。平成30年の全国平均39.5分より10分以上も早い搬送です。平成30年は、政令市・中核市を管轄する消防本部の中で、全国1位の早さとなっています。
 迅速な搬送は、医療機関が多いことに加え、通報から状況を的確に聞き出す技術や現場の対応力の向上、医療機関との連携強化によって実現しています。

【問い合わせ先】救急防災課(電話番号0942-38-5158、FAX番号0942-38-5172)

迷ったら相談ダイヤルへ

 軽いけがや病気で救急車を呼ぶ人がいる一方で、周りを気にして救急車を呼ばない人もいます。本当に必要か迷ったら、24時間受け付けの救急電話相談#7119または092-471-0099へ電話してください。

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