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地域で頑張る皆さんにエールを送ろう(令和2年12月1日号)

新型コロナウイルスで奮闘する皆さんにインタビューしました。

みんなの思いで久留米を元気に

くるめ光の祭典実行委員会委員長
浅野佑志さん

 中心市街地をイルミネーションで飾る「くるめ光の祭典ほとめきファンタジー」は今年で16回目を迎えます。毎年5月から準備を始めるのですが、新型コロナの影響で実行委員が集まることができず、準備が始まったのは9月でした。委員会では中止や縮小の意見は出ず、ほぼ満場一致で開催することを決定。多くのイベントが中止や延期となる中、こんな状況だからこそ久留米を明るくして、元気にしたいという強い思いからでした。
 規模縮小や期間短縮はせず、始まりも例年どおり11月からと決定しました。コロナ対策も行いながら、できる形を考えました。リモートによる点灯式もその一つです。いつもと違う条件だからこそ、いろいろなアイデアが出てきました。光の祭典は企業や市民など多くの人の協力を得て行っています。コロナで厳しい状況でしたが、私たちの想像以上に協賛していただきました。「久留米のまちを明るく」という思いは一つなんだと実感しました。
 イルミネーションは1月11日(祝日)まで点灯します。私たちの取り組みが久留米市を元気にするきっかけになればうれしいです。

焼き鳥ファンこそが殿さま

久留米焼きとり文化振興会会長
永松雄一郎さん

 今年10月に久留米市で「全国やきとリンピック」が開催される予定でした。東京2020オリンピック・パラリンピックの熱気が残る中、全国の焼き鳥の名店が一堂に集まるという企画。焼き鳥のおいしさや魅力を発信して、全国を盛り上げることができると喜んでいました。3月に実行委員会を立ち上げ、動きだした矢先に中止が決定。ちょうどその時、有馬氏入城400年の話を聞きました。久留米焼きとりファンはまさに「殿さま」だと思い、「殿さま串フェスタ」を思い付きました。
 店主はコストや手間暇を優先してしまいがち。「殿さま」が食べたい、楽しいと思う串があってもいいのではと、アイデアを公募しました。出てきたのは、有馬の歴史を入念に勉強した串や、食材が豪華すぎて高額になってしまう串、仕込みが大変すぎて店主泣かせの串など面白いものばかり。14の参加店舗で、10月と11月だけ販売する予定が、あまりにも好評で12月末まで延長しています。写真をインスタグラムに投稿するインスタラリーも人気です。
 「殿さま串」は、地域の歴史や地元食材をいかにおいしく食べるかを改めて知るきっかけになりました。いつか「久留米焼きとり」ののれんを掛けた店舗が全国に広がってほしいですね。おいしいと思った人が、本場の味を求めて、久留米に来てもらえるように、これからも「久留米焼きとり」を盛り上げていきます。

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