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11月は児童虐待防止推進月間(令和2年11月1日号)

体罰をしない子育てを広げる

保護者でも体罰は禁止

 令和元年度に市に寄せられた児童相談件数は2633件で、平成27年度と比較すると約2.5倍に増えています。児童福祉法などの改正により、今年4月から、保護者でも、子どもに「しつけ」として体罰を加えることが禁止されました。体罰などによらない子育てを推進するため、子育て中の保護者への支援や、啓発の取り組みが行われています。

子どもの成長に影響します

 しつけは社会で自立した生活が送れるよう、子どもの社会性を育むことです。子どもの人格形成や才能を伸ばすことも含まれます。体罰が繰り返されると、子どもの心身の成長や発達に悪影響を及ぼすことが科学的にも明らかになっています。苦痛や不快感を与える体罰では、子どもの自立や社会性を育むことにはつながりません。次のような場合も体罰に当てはまります。

  • 注意しても言うことを聞かないので、頬をたたいた
  • いたずらをしたので、長時間正座をさせた
  • 宿題をしなかったので、夕食を与えなかった

一人で抱え込まない

 新型コロナによる外出自粛や仕事、子育ての不安などを抱える保護者が増えています。積み重なると心に余裕がなくなります。そんな時はまず、その気持ちに自分で気付き認めることが大事です。その場を離れたり深呼吸をしたりして気持ちを落ち着かせましょう。一人で悩まず、市の子育て支援サービスや相談窓口を利用し、工夫やこつを知ることも一つの方法です。

【問い合わせ先】家庭子ども相談課(電話番号0942-30-9208、FAX番号0942-30-9718)

子育てに悩んだら、まずは連絡を

こども子育てサポートセンター=電話番号0942-30-9302、FAX番号0942-30-9718

虐待に関する相談はこちらへ

久留米児童相談所=電話番号0942-32-4458、FAX番号0942-32-4459
全国共通番号=電話番号189(いちはやく)近くの児童相談所につながります

笑顔が増える子育てのこつ!

ポイントは「その子なりの感じ方や考え方を受け止め、向き合う」ことです

  • 子どもが行動しやすい言葉で伝える
  • いろいろな理由があることを知る
  • できたことを具体的に褒める
  • その他のポイント
    子どもの状況に応じて、片付けておくなど環境を整える
    「どうして○○したの?」など子どもの気持ちや考えに耳を傾ける
    子どもが選べるように複数の選択肢を用意して、行動を選ばせる

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