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地域で頑張る皆さんにエールを送ろう(令和2年11月1日号)

新型コロナ禍でも奮闘する皆さんにインタビューしました。

事業者に寄り添う

福岡県よろず支援拠点アドバイザー(行政書士)
無津呂浩平さん

 国は新型コロナ支援の無料相談窓口として、7月6日から本庁舎13階に久留米よろず給付金申請支援窓口を設置しています。私は主に事業者向けの「家賃支援給付金」と「持続化給付金」の申請を手伝っています。といっても代わりに書類を集めたり、作成したりするのではなく、どんな書類が必要か、申請書はどのように書くかを正確に伝え、申請するまでのサポートが中心です。必要な書類などが複雑な場合もあるので、間違いがないように分かりやすい説明を心掛けています。
 緊急事態宣言の発令後、収入がゼロになった事業者も多く、本当に厳しい状況です。徐々に相談件数は落ち着いてきましたが、まだまだ困っている人は多いと感じます。今後影響を受ける事業者が増える可能性もあるので、引き続き相談できる場所は必要です。
 支援窓口は予約制で無料です。できるだけ早く給付金を受け取れるように、少ない相談回数で解決できるように心掛けています。少しでも分からないことがあれば早く相談してほしいです。これからも事業者の皆さんに寄り添いながらサポートしていきます。

働く第一歩をサポート

久留米市ジョブプラザ
黒岩由美子さん

 ジョブプラザは、職業を紹介するハローワークと、仕事に関する相談を受けてアドバイスをする窓口が一体となったワンストップ型相談窓口です。U・I・Jターンの相談、面接の受け方、正規雇用を希望する人への支援なども行っています。企業からの求人票や求人検索機、地図検索パソコンなどもあり、誰でも使用することができます。新型コロナの影響で、4月、5月の相談件数は昨年度に比べて5割も減少。コロナ発生後は職場環境や公共交通機関を使った通勤に不安を感じている人もいます。
 私たちは、本人の希望をしっかり聞くように心掛けています。適職や適性が分からない、就労条件が合わない、転職をためらっているなど悩みを聞いて、その人に合った支援や仕事の紹介につなげます。職務経歴書の書き方では、職種ごとのフォーマットを見せて内容を提案。残業手当や有給休暇の有無など、本人が直接企業に聞きにくいことがあれば、私たちが仲介して尋ねることもあります。子どもがいる人の就労支援では、子育て支援に積極的に取り組む企業の紹介や、保育園の入園時期に合った就業のタイミングなどをアドバイスしています。
 多くの皆さんが、先行きが見えない不安や、仕事に関する悩みを抱えています。一人で思いとどまるのではなく、少し行動に移すだけで見えてくるものがあります。ささいなことでもいいので、ためらわずにまずは相談に来てください。

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