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これ、知ってる！？【37】（令和2年11月1日号）

防御より格式にこだわった久留米城

　久留米城は、本丸以外に石垣を巡らさない土作りで、城の入り口（虎口）は全て左曲がり。右利きの守備兵が弓を構えると、敵兵に心臓部を見せてしまい防御には不利でした。一方で、城門は屋敷や寺院などで使用される格式高い門で、本丸を囲む7の櫓はすべて3階建て、見た人を圧倒する豪華な造りです。防御より格式や風格に配慮した久留米城は、まさに当時の天下太平を象徴する城だったのです。

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