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環境部庁舎が「ZEB」認証を取得(令和2年10月1日号)

ゼロエネルギー庁舎 改修開始

 荘島町の環境部庁舎が9月から改修工事を始めました。自治体の既存の建築物が最高ランクのZEBの認証を取得するのは全国初。省エネだけでなく、エネルギーを創り、蓄えられる建物へと変わります。

自治体既存の建物で初認証

 ZEBとは、Net ZeroEnergy Buildingの略。室内を快適に保ちながら、年間のエネルギー収支を実質ゼロにすることを目指す建物です。消費エネルギー量を減らす「省エネ」と太陽光発電などエネルギーを創り出す「創エネ」でZEB化が実現します。
 環境部庁舎は、空調などが老朽化し、改修が必要な状態でした。そこで地球温暖化緩和につながるZEB化に取り組み、7月10日、改修計画が最高ランクのZEB認証を取得。自治体の既存の建物での認証は全国で初めてです。
 省エネで高効率空調や複層窓ガラス、断熱材、LED照明などや、創エネで太陽光発電、蓄電池などのさまざまな設備を導入。これで年間約16世帯分の二酸化炭素の排出量を削減することができます。

停電でも業務が可能に

 災害が発生すると、環境部は災害ごみの収集や家屋の消毒などの拠点となります。ZEB化によって、停電しても自前で電力を発電し、蓄電もできるので業務を続けることができます。
 財政面でも、電気やガスの使用料を年間で約290万円削減。国からの補助金などを活用すると、空調だけの改修と比較して、20年間で約4000万円の節約になります。

家庭でも取り組める

 太陽光発電や蓄電池などを導入すると皆さんの家も「ゼロエネルギーハウス」になります。新築やリフォームのときに省エネ設備を選択することで、温室効果ガスの発生を抑制し、地球温暖化の緩和に貢献することができます。

【問い合わせ先】環境政策課(電話番号0942-30-9146、FAX番号0942-30-9715)

住宅の省エネで最大14万円補助

自立分散型エネルギーシステム導入補助金

 家庭で使うエネルギーを自給自足するための設備を導入した際に、費用の一部を助成しています。エネファームや蓄電池など対象のシステムを設置するかシステム付きの住宅を購入する人が対象です。詳しくは環境政策課へ問い合わせてください。

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