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国の人口動態統計によると、家の風呂場での溺死者は、年々増えていて、そのうち約9割が65歳以上の高齢者です。久留米市でも、平成25年から29年までの5年間で、風呂場での溺死者は161人で、そのうち高齢者は、9割を超える151人。特に冬場にかけて多くなります。主な原因は「ヒートショック」。急な温度変化で、血圧が大きく変動して、体に負担がかかる現象です。
暖かいリビングなどから寒い脱衣室へ行くと、血管が縮み血圧が上昇します。寒い浴室に入ると、さらに上昇。温かいお風呂に浸かることで、今度は、血管が広がって血圧が低下します。急激な血圧の変動によって、意識を無くしたり、脳卒中や心筋梗塞になったりすることがあります。
1月=33人
2月=23人
3月=23人
4月=14人
5月=5人
6月=5人
7月=2人
8月=1人
9月=5人
10月=6人
11月=12人
12月=22人
安全に安心して入浴するためのポイントを「お風呂は楽しい」で覚えましょう。
【お】お湯の温度は41℃以下
【ふ】冬場は浴室を暖めて
【ろ】60歳過ぎたら要注意
【は】入る前に一声掛けて
【た】立ち上がる時はゆっくり
【の】のぼせる前にあがる
【し】食事の後は時間を空けて
【い】良い体調か確認
もし家族が風呂場でぐったりしていたら、すぐに浴槽から出し、救急車を呼んでください。
浴槽から出せないときは、栓を抜くなど沈まないようにします。
肩を叩きながら声を掛け、反応があるか、呼吸があるかを確認し、呼吸が無ければ心肺蘇生をしてください。
久留米市は、平成25年に国内で9番目、九州・中核市の自治体で初めて「セーフコミュニティ」の国際認証を取得しました。それから5年間、データ収集や分析力の高さ、市民の皆さんとの協働が高く評価され、世界トップクラスの取り組みとして、30年に再認証を取得。今後も協働の輪を広げながら、日常生活に潜む事故やけがの原因を分析し、個人や家庭でできる取り組みを進めていきます。
【問い合わせ先】安全安心推進課(電話番号0942-30-9094、FAX番号0942-30-9706)
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