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久留米産品 ネットで便利に（令和元年9月15日号）

　地場産くるめと道の駅くるめの商品がインターネット通販サイト（ECサイト：エレクトロニックコマース（電子商取引）の頭文字 ）で買えることを知っていますか。実店舗で買える地元の皆さんは、あまり見たことが無いのではないでしょうか。実は、両店のECサイトは日々グレードアップしているんです。それぞれの特徴や便利な使い方を担当者が紹介します。

地場産くるめ　品ぞろえも買い方も幅広く

持ち運ぶ手間が省ける

　地場産くるめは、久留米絣や籃胎漆器、地酒や菓子など、名の通り「久留米地域の地場産品」を、数多く取り扱っています。「幅広さが売りの一つ」と話すのは、地場産くるめでECサイトを運営する大谷純一さんです。
　大谷さんは、市民の皆さんにもECサイトを使ってみてほしいと言います。「例えば遠方の知り合い、出張先のお得意様に、手土産を持って行くことがありますよね。でも、お菓子などでもかさばる物だと、自分で持って行くのって大変じゃないですか」。そんなときにお薦めなのがECサイトの利用。「ネットショップで買い物をして現地に直接送れば、持ち運びの手間がかかりません。買いに行く時間も不要です。東京や大阪である同窓会などで、このサイトを教えたら『懐かしかぁ』と盛り上がるそうですよ」。

「Yahoo！」にも出店

　地場産くるめのECサイトは、公式ホームページ内「筑後のよかもん市場」と「Amazon」。さらに9月、ポータルサイト「Yahoo！JAPAN」のショッピングサイトに出店しました。「多くの人が利用している大手のサイトなので、安心して買い物できます」と話す大谷さん。Yahoo！に出店した狙いは「やはり久留米のアピールですね」と言います。
　「まずは定番商品の10品程度を取り扱います。久留米絣の反物やエプロン、バッグの他、食べ比べができるとんこつラーメンのセット。これはECサイトのオリジナル商品です。今後は50品ほどまで増やす予定です。楽しみにしていてくださいね」。

【問い合わせ先】地場産くるめ（電話番号0942-44-3700、FAX番号0942-43-1020）

道の駅くるめ　遠くにも届けたい魅力

久留米を懐かしむ人も

　買い物客でにぎわう「道の駅くるめ」。新鮮な農作物や地元食材を使った加工食品などを販売しています。ネット販売も好調で、「平成29年ごろから売り上げが伸びてきました」と話すのは、ECサイトを仕切る山下智史さん。始めた当初は「何が売られているかを知ってもらおうという程度でした」と言います。
　力を入れるようになったのは、久留米の素晴らしい商品を遠くの人にも届けたいという思いからでした。「お中元に利用する市民の皆さんの利用も多いけど、以前住んでいた人など、久留米にゆかりのある人もよく利用しています。商品で久留米を懐かしんでくれているようです」。8月には店内を改装。贈答品の発送申し込みコーナーを新設しました。「発送手続きをスムーズにして、贈答品の販売を増やそうという狙い。ECサイトの強化と同じで、いろんな人に久留米のファンで居てほしいですから」。

「Amazon」でさらに広がる

　「サイトに出す物は、とにかく自分が欲しいと思える物をそろえたいんです」。山下さんは、ふるさと納税や地元飲食店の人気商品をチェック。そこから商品に加わった馬刺しやミニピザは、売れ筋商品に名を連ねます。
　今年1月、「Amazon」に出店。人気の15品を販売し、徐々に売り上げを伸ばしています。「関東圏への発送が多いので、より広く知ってもらう機会になっているはずです」。今後は、人気商品の詰め合わせのバリエーションや季節の商品を増やす予定です。「もっと便利に、久留米の良さを味わってもらえるようなサイトにしたいですね」。

【問い合わせ先】道の駅くるめ（電話番号0942-47-4111、FAX番号0942-47-4220）

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