新生児聴覚検査は先天性難聴の早期発見、早期支援のために生後1カ月未満の赤ちゃんを対象に行うものです。
生まれつき聞こえに問題のある赤ちゃんは、1000人に1〜2人いると言われています。発見が遅れると、幼児期になっても言葉を話せなかったり、コミュニケーションを取ったりすることが難しくなります。
聞こえにくさがあっても、早い段階で、補聴器を着けるといった支援をすることで、言葉の習得の遅れなどを最小限に抑えることができます。
久留米市は、10月から新生児聴覚検査を受けやすくするために、検査費用の一部助成を始めます。検査は、「AABR、ABR」か「OAE」のいずれかを産婦人科などで行います。
AABRとABRは寝ている赤ちゃんにヘッドホンのような機器から音を聞かせて、反応した脳波の動きを調べる検査です。OAEは耳の中の反響音を読み取り、異常がないかを調べます。反応がない場合は、耳鼻科での精密検査を受けてください。
検査は痛みなどもなく、赤ちゃんに負担がありません。医療機関によって検査方法が変わるので、医師の指示に従って必ず受診しましょう。
9月中旬から母子健康手帳と一緒に、新生児聴覚検査補助券を交付します。9月中旬までに母子健康手帳の交付を受けた人には郵送します。医療機関に補助券を提出すれば、その場で助成を受けられます。
【問い合わせ先】こども子育てサポートセンター(電話番号0942-30-9731、FAX番号0942-30-9718)
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