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夏は食中毒が増加(令和元年8月1日号)

鳥刺しやたたきは特に注意

「新鮮=安全」は誤解

 細菌の一つ、カンピロバクターが原因の食中毒が、近年多発しています。毎年1位か2位で推移し、昨年には、全国で319件、県内で27件発生。他の原因菌と比べて件数が多く、なかなか減りません。
 カンピロバクター食中毒は、鳥刺しや鳥のたたきなどで起こりやすいとされています。かつては郷土料理だった生・半生の鶏肉料理が全国に広まったことが、減らない一つの要因として考えられています。
 カンピロバクターの特徴は、少しの菌でも食中毒を引き起こす可能性があること。お店で「朝引きで新鮮」などと書いてあっても、必ずしも安全とは言えないのです。鶏肉料理はしっかりと加熱された物を選びましょう。
 7月18日、市保健所の職員が飲食店を訪問し、カンピロバクター食中毒防止のための協力を呼び掛けました。

予防の3原則をチェック

 気温や湿度が高い夏は、細菌が増殖しやすくなり、細菌性の食中毒が起こりやすくなります。食中毒はお店だけでなく、家庭でも起こります。原因菌を「付けない、増やさない、やっつける」という、予防の3原則を心掛けましょう。中でも正しい手洗いは、簡単にできて効果的です。

食中毒予防3原則

【菌を付けない】
手や食品、調理器具はしっかり洗う
【菌を増やさない】
調理したらできるだけ早く食べる。常温で放置しない
【菌をやっつける】
調理器具は定期的に消毒。食品は内部まで十分に火を通す

【問い合わせ先】衛生対策課(電話番号0942-30-9726、FAX番号0942-30-9833)

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