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認知症が原因で行方不明になる高齢者が増えています(令和元年7月1日号)

安心して出掛けるために登録を

地域の目配りで早期発見

 認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態をいいます。進行すると、理解や判断をする力が弱くなります。本人なりの目的があって、家を出たのに、途中で自分の居場所や帰り道が分からなくなってしまい、行方不明になることもあります。けがや交通事故、衰弱などの危険を避けるためには、早く発見し保護しなければなりません。
 久留米市は、「高齢者等SOSネットワーク協議会」を設置しています。行方不明者が出た場合、警察、消防、タクシー会社、バス会社などが仕事や地域活動をしながら、行方不明者のいち早い発見に取り組みます。

高齢者あんしん登録制度

 市内に住んでいる65歳以上で行方不明になるおそれがある人の特徴や顔写真などの情報を事前に登録します。登録した人には「緊急連絡用シール」を10枚配布。衣服やかばんなどに貼り、保護した時の身元確認や家族への連絡に使います。

行方不明になった場合

まずは警察署に届け出てください。同協議会へ情報提供を手配します。
発見した場合も警察に連絡してください。

  • 久留米警察署(電話番号0942-38-0110)
  • うきは警察署(電話番号0943-76-5110)

市が賠償責任保険に加入

 認知症の人が他人にけがをさせたり、物を壊したりした場合に、損害保険会社が最大3億円を支払います。認知症の人を被保険者に、市が保険に加入します。保険料は市が全額負担。加入できる人は「高齢者あんしん登録制度」に登録し、自宅で暮らす介護認定の認知症高齢者の日常生活自立度が「2a」以上の人です。

GPS機器の利用料を補助

 居場所を確認するためにGPSなどの機器を利用する場合は、2万8000円まで初期費用を助成します。
 対象は高齢者を介護する家族です。携帯電話やスマートフォンは除きます。

【問い合わせ先】長寿支援課(電話番号0942-30-9038、FAX番号0942-36-6845)

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