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第42回 くるめ学生通信(令和元年6月1日号)

大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです。

健康のカギは地域性?

今回の記者:久留米信愛短期大学(1年)古賀友也さん

大学の授業で保健師について調べる機会がありました。その中で、地区担当というものを知りました。どんな仕事をしているのか地域保健課の早田美穂子保健師に話を聞きました。

保健師ってどんな職業ですか?

 保健師は、市民の皆さんの暮らしに寄り添いながらまち全体の健康づくりを担います。最近は生活習慣病の予防や乳幼児虐待対策、高齢者の介護など、あらゆる世代の人々を対象に仕事をしています。

看護師と保健師の違いは何ですか?

 看護師との一番の違いは、保健師は病気の予防や重症化を防ぐという観点から指導したり、相談を受けたりすることです。

地域保健課の保健師の具体的な仕事は?

 校区ごとに担当を持って、健康づくりを支援するところが他の保健師とは違います。個人の健康状態に対応しながら、その地域ならではの課題を見つけ、それを住民の皆さんに知ってもらいます。その上で、講演や健康サロンを通して、主体的な健康づくりを支援しています。

地域ごとの違いはどのようなものですか?

 例えば、農村部と都市部では食事や運動量など、生活様式が違います。そのため、同じ病気でも原因が異なることがあります。私たちは地域の特性に合った健康づくりを進めています。

今後久留米市の保健師としてやっていきたいことはありますか? 

 健康状態は、家庭や地域、その人を取り巻く環境から影響を受けます。家庭や近所で、信頼感やお互いさま意識を持って関わり合うことで安心感や問題の早期発見につながります。その事が健康にも良い影響をもたらします。
 地域で活動する保健師として、まちづくりの視点を持って人のつながりが強い社会になるように、しっかり支援していきたいです。保健師の活動をもっと皆さんに知ってもらって、気軽に声を掛けてもらえるようになりたいですね。

今回の取材で保健師は健康づくりを進める上で、人とのつながりを大切にしていることを知りました。
地域の中での連携が重要であると再認識し、私も地域活動に積極的に参加していきたいと思いました。

【問い合わせ先】広報戦略課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

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