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久留米市政施行130周年特集(令和元年5月1日号)

夢輝く未来へ さらなる躍進 新たな歴史を創造

 5月1日、新元号「令和」がスタート。明治の市制施行から130年。五つの元号をまたいだ久留米市の歴史を、年表や写真で振り返ります。

郷土への思い新たに

 久留米市は、明治22(1889)年4月1日、全国の30市と共に日本で最初の市として誕生。今年、市制施行130周年を迎えました。
 4月3日、久留米シティプラザで開催した記念式典には、市民の皆さんなど約1000人が参加。大久保勉市長は「130周年を契機に、これまで諸先輩方が培ってきた歴史・文化・地域の魅力を再発見し、新たな未来を創造したい」とあいさつし、まちづくりへの思いを新たにしました。

歩み出した久留米市

 久留米市がスタートした時の人口は約2万4750人、面積は3平方キロメートルにも満たない広さでした。九州内では、久留米市、福岡市、佐賀市、長崎市、熊本市、鹿児島市が誕生。そのうち本市は、県庁所在地ではない所に施行された唯一の市でした。
 同年4月には、初めての市会議員選挙を行い、選出された30人の議員の中から、初代市長に内藤新吾が選ばれました。7月5日、久留米市は大洪水に見舞われます。筑後川が氾濫し、1262戸の家屋が流されました。出発したばかりの久留米市は、洪水の対応に追われました。

市の面積は86倍に

 合併を繰り返して大きくなってきた久留米市。大正から昭和期には、隣接する鳥飼村、節原村、国分村、御井町と合併。面積が約14倍と大幅に拡大します。130年間に行った合併は計11回。平成17年2月の田主丸町、北野町、城島町、三潴町との過去最大の広域合併で人口は30万人に到達し、20年には中核市となりました。現在、人口は当初の約12倍、面積は約86倍になりました。

持続可能なまちへ

 久留米市には、豊かな自然や高度な医療、文化芸術など優れた資源があり、農業、商工業、観光などの分野で今後も成長の大きな可能性があります。大手シンクタンクの調査でも、潜在力のあるまちとして、高く評価されました。
 近年、少子化による人口減少と、超高齢社会に伴うさまざまな課題が全国で問題になっています。本市も将来にわたって持続可能なまちづくりを進め、県南の中核都市として成長を続けていきます。

久留米市の誕生

明治22年
24,750人
2.66平方キロメートル

平成31年
304,703人
229.96平方キロメートル

明治
  • 22年
    久留米市誕生
    筑後川流域で大洪水
    九州鉄道の博多〜久留米間が開通する
  • 25年
    初代石橋コ次郎が「志まや」(現アサヒシューズ)を創業
  • 29年
    久留米簡易商業学校(現久留米商業高校)開校
  • 37年
    青木繁が「海の幸」を描く
  • 40年
    電灯、電話が開通
大正
  • 3年
    豆津橋が架かる
    市営ガスの供給を開始
  • 6年
    鳥飼村が合併
  • 11年
    私立南筑中学校(現市立南筑高校)開校
  • 12年
    節原村が合併
  • 13年
    国分町が合併
    九州鉄道の福岡〜久留米間に急行電車が開通
昭和
  • 3年
    九州医学専門学校(現久留米大学)が開校
    久大線の久留米〜吉井間が開通
  • 5年
    旧市庁舎が完成
    上水道の給水を開始
  • 6年
    石橋正二郎が「ブリッヂストンタイヤ」(現ブリヂストン)を創業
  • 7年
    坂本繁二郎が八女市に移住し、「放牧三馬」を描く
  • 9年
    久大線が全線開通
    久留米大橋が架かる
    久留米図書館が開館
  • 13年
    市常備消防本部を設置
  • 14年
    国立久留米高等工業学校(現久留米工業高等専門学校)が開校
  • 18年
    御井町が合併
  • 20年
    久留米大空襲で市街地が焦土に
  • 23年
    市警察署、市消防署が発足
  • 24年
    競輪場が完成
  • 26年
    山川村、合川村、上津荒木村、高良内村が合併
  • 28年
    市政くるめ創刊
    昭和28年西日本水害で甚大な被害を受ける
  • 29年
    浮羽郡田主丸町、船越・水分・水縄・竹野・筑陽村が合併し、旧田主丸町ができる
    三本松公園に久留米市動物園(現鳥類センター)が開園
  • 30年
    城島村、江上村、青木村が合併し、旧城島町ができる
    北野町、弓削村、大城村、金島村が合併し、旧北野町ができる
    三瀦村、犬塚村が合併し、旧三潴町ができる
  • 31年
    石橋正二郎の寄贈により石橋文化センターが開園
  • 32年
    田主丸町で巨峰ぶどうの開植が始まる
    久留米絣が国の重要無形文化財に
  • 33年
    宮ノ陣村、山本村が合併
  • 35年
    草野町が合併
  • 38年
    石橋正二郎の寄贈により石橋文化ホールが開館
  • 42年
    筑邦町、善導寺町が合併
    校区公民館制度がスタート
  • 44年
    久留米市民会館が開館
  • 45年
    鳥類センターが移転
  • 47年
    下水道供用開始
  • 48年
    九州縦貫高速道鳥栖〜南関間が開通
  • 49年
    長門石橋が架かる
    インターハイを開催
  • 50年
    福島県郡山市と姉妹都市を結ぶ
  • 51年
    市民流水プールがオープン
    総合福祉センターが完成
  • 55年
    中国合肥市と友好都市を結ぶ
  • 59年
    テクノポリス地域指定
平成
  • 1年
    市制施行100周年。久留米百年公園が完成
  • 2年
    青少年科学館が開館
    とびうめ国体を開催
  • 4年
    米国モデスト市と姉妹都市を結ぶ
    市民栄誉賞を創設
  • 5年
    上津クリーンセンターが稼働
  • 6年
    鬼夜が国の重要無形民族文化財に指定される
    南部浄化センターが完成
  • 7年
    市役所新庁舎が完成
  • 8年
    石橋幹一郎の寄贈により美術館別館が開館
  • 9年
    オフィス・アルカディアを起工
  • 10年
    ごみの17種分別が始まる
    ふれあい農業公園がオープン
  • 11年
    東京事務所を開設
  • 12年
    二千年橋が架かる
  • 13年
    特例市となる
    えーるピア久留米が完成
  • 14年
    河川防災ステーションが完成
  • 15年
    六角堂広場がオープン
  • 16年
    福岡バイオ・インキュベーションセンターがオープン
    とびうめ国文祭を開催
  • 17年
    久留米市、田主丸町、北野町、城島町、三潴町が合併し、新久留米市が誕生
    杉谷埋立地第一処分場が完成
  • 18年
    食育都市宣言
  • 20年
    九州の県庁所在地以外で初の中核市に移行。市の保健所を設置
    久留米つばき園が開園
    道の駅くるめがオープン
  • 23年
    九州新幹線全線開業。九州新幹線久留米駅が開業
  • 25年
    市イメージキャラクター「くるっぱ」が誕生
    九州初・セーフコミュニティ国際認証を取得
  • 26年
    世界のつばき館がオープン
  • 28年
    久留米シティプラザが開館
    宮ノ陣クリーンセンターが稼働
    久留米市美術館、石橋正二郎記念館がオープン
  • 29年
    東京2020オリンピック・パラリンピックの、ケニア事前キャンプ地に決定
  • 30年
    カザフスタンの事前キャンプ地に決定
    久留米アリーナが開館
    平成30年7月豪雨。市内の広範囲に浸水被害
  • 31年
    市制施行130周年。記念式典を開催
令和
  • 1年
    令和元年スタート

市民会館の舞台と共に

アマチュア劇団主宰 中村勉也さん(上津町)
 昭和51(1976)年に市民会館小ホールでアマチュア劇団の初舞台を踏み、その後は演出も手掛けています。根っからの芝居好きで、市の公募企画「市民の舞台・河童武者伝」では、大ホールで主役を演じました。演技だけで全国に通用する、そんな演劇を久留米から発信したいです。

とびうめ国体カヌー競技で準決勝へ

三潴高校教諭 富松和彦さん(筑後市)
 出場したのは大学1年の時。家族や出身の三潴高校からも応援に来てくれて、負けられないという気持ちになりました。現在は三潴高校カヌー部の顧問と、国体福岡県チームの監督をしています。地元からオリンピック選手を出すことを目指して頑張ります。

10のメイン事業を開催

 130周年を記念したイベントや、本市の個性や特徴をアピールできる既存のイベントをメイン事業として開催します。また、130周年を市の内外に周知するため、例年行っている事業に「市制施行130周年記念」の冠を付けて開催します。

これから開催するメイン事業

図書館企画展示「久留米市誕生 明治22年4月1日ヨリ久留米市ヲ施行ス」
7月6日(土曜)〜9月23日(祝日)
第48回水の祭典久留米まつり
8月3日(土曜)、4日(日曜)
第360回筑後川花火大会
8月5日(月曜)
高松宮賜杯 第63回全日本軟式野球大会
9月27日(金曜)〜9月30日(月曜)
第45回ふるさとくるめ農業まつり
11月中旬
「第九」100周年記念事業
12月28日(土曜)
城島酒蔵びらき
来年2月中旬
市制施行130周年記念植樹
時期未定

終了したメイン事業

NHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」公開収録
4月11日
松竹大歌舞伎
4月23日

【問い合わせ先】総務課(電話番号0942-30-9052、FAX番号0942-30-9706)

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