トップ > 広報くるめ > 第2期 地域おこし協力隊員3人が始動
平成27年度から3年間、2人の地域おこし協力隊員が活動。今年度、新たな3人がそのバトンを受け取りました。地域の人・物・事を生かして資源を磨く「観光まちづくりプランナー」と、田主丸町の移住・定住促進や空き家の活用を担う「魅力発信プランナー」として活動します。
4月1日、辞令を受けたばかりの3人に話を聞きました。
昭和35年9月生まれ。58歳。横浜市から移住。関東在住歴40年で、大手企業の特許部門に長年勤務。趣味は日本と韓国の美術・歴史で、博物館に行くのが好き。英語と韓国語が得意。
田主丸総合支所地域振興課に在籍。
昭和49年12月生まれ。44歳。新潟市から移住。ツアーガイドの他、グラフィックデザイナーの経験も。趣味は英語とクラフト。カナダで10年間暮らし、昨年9月帰国。日本の四季が好き。
城島総合支所産業振興課に在籍。
昭和61年11月生まれ。32歳。熊本市から移住。パン販売の自営や小学校の図書事務を経験。趣味は料理や食べ歩き、ドライブなど。自営業でできたつながりを生かしたいと話す。
北野総合支所産業振興課に在籍。
フードコーディネーターの資格を持つ井上未央さんは、久留米を元気で魅力的なまちと言います。「以前、久留米絣のスニーカーを探して、買いに来たことがあります。久留米はお店も人も生き生きとしたまちですね」と話します。
もともと人が好きな井上さん。生産者と消費者をつなぐ役割を果たしたいと考えています。「ものづくりの文化が根付く久留米らしい、イベントや商品作りをしたい。食の知識を生かして、北野の葉物野菜を使った加工品とか。ゆくゆくはパン販売の経験を生かして、焼き菓子のお店を出せたらいいなと思います」。
ルモアニュ慶子さんは、新潟市の出身。10年ほど前にフランス人と結婚。昨年まで住んでいたカナダでは観光ガイドをしていました。「オーロラが出る片田舎で、いろんな国の人が来ていました。興味を示すポイントや面白がるつぼが国ごとに全く違うんです」。
ルモアニュさんは、この経験が協力隊活動に生きると言います。「外から来た私だから、違った目線で久留米を見ることができる。皆さんの目の前にすごい魅力や宝がある。それを再認識してもらうきっかけが作れるんじゃないかな」。
出身は市町村合併で新潟市になった村。「城島町には親近感が湧いています。どちらも郊外で、のどかな雰囲気。やる気が出ます」。
第二の人生を好きな場所で暮らしたいと言う黒田俊光さんは、横浜から移住。候補地探しで久留米を知り、相談した窓口で田主丸地域の魅力発信プランナーへの応募を勧められたそうです。
自然に囲まれ歴史を感じられる場所で暮らしたいと思っていた黒田さんは、初めての田主丸で目にした光景に心を奪われます。「朝、畑から煙が立ち上る耳納北麓は、何とも言えない。びょうぶ山の異名は、山並みの形状だけでなく、びょうぶ絵のような美しさからだと分かった」。自身が求めるイメージと一致しました。
「田主丸の日常にある美は、日本人だけでなく、外国人にも通じると思います。歴史や自然、人の暮らしを含めて紹介すれば、真の魅力が伝わると思います」。関東で暮らして40年。今、田主丸に「日本の原風景」を見出します。
ほぼ初対面の3人が共通して言ったこと、それは「市民の皆さんも久留米の魅力を十分に体感できていないのではないか」。例えば市の西部に住む人が、耳納北麓の史跡や人気のレストランをどれだけ知っているか。逆も同じです。
インタビューの最後に、3人は「私たちがつながって、情報を共有すれば、市民の皆さんにもっと有意義な話題を届けられるかもしれないね」と、活動での連携を誓いました。
【問い合わせ先】シティプロモーション課(電話番号0942-30-9228、FAX番号0942-30-9703)
地方の活力づくりのための国の取り組み。人口減少や高齢化が進む自治体などが、都市部から受け入れた人材を隊員として委嘱。魅力の発信や観光商品づくり、移住の促進などに関わります。
平成30年度、全国の自治体で5,359人の隊員が活動しています。
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