2019年4月6日(土曜)〜6月9日(日曜)
会場=久留米市美術館
特別助成=公益財団法人石橋財団
坂本繁二郎は、明治15(1882)年、久留米市京町生まれ。高等小学校時代は、森三美の画塾で青木繁と一緒に洋画を学びました。20歳で上京。画壇で認められた後、39歳でヨーロッパに留学します。帰国後は八女市を制作の地に選んで、アトリエを構え、昭和44(1969)年に生涯を終えました。
坂本の描くテーマは、年を重ねるごとに変化し、留学までは牛、帰国後は馬、戦後は身の回りの静物、最晩年は月と移り変わっていきました。今回の展覧会では、静物画に特に注目。坂本の芸術が成熟していく過程を人生の歩みとともに紹介します。また、親友でありライバルでもある青木繁の作品も展示します。
ブリヂストンの創業者・石橋正二郎は、石橋文化センターを寄贈するなど、市の発展に尽くした事業家です。小学生の頃、坂本から絵を学んだこともありました。後に、青木繁の作品を集めて美術館をつくることを坂本に勧められたことが、美術品の収集につながったと言われています。
今年は石橋正二郎生誕130年の年でもあります。展覧会では、美術を通じて深い関わりがあった2人にちなんだクイズを実施。回答者には缶バッジのプレゼントを用意しています。美術館の隣にある石橋正二郎記念館でも、坂本繁二郎の油彩画を展示します。
土曜・日曜の14時から、美術館スタッフによるギャラリートークを開催します。5月25日(土曜)を除く。
【問い合わせ先】久留米市美術館(電話番号0942-39-1131、FAX番号0942-39-3134)
5月11日(土曜)、12日(日曜)は、アーティストのオーギカナエさんによるインスタレーション「はんじろうさんの雲」を公開。
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