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平成31年度予算が決まる(平成31年4月1日号)
一般会計は1341億5000万円
久留米市は、住みやすさ日本一の実現を目指して、引き続き「暮らし・教育」「安心・快適・都市力」「地方創生・経済成長・雇用」に注力。今年度もまちづくりを前進させます。
歳入の主な内訳
- 自主財源
- 市が自主的に調達することができる収入
- 【市税】(30.6%)410億8,800万円
市民税、固定資産税、軽自動車税など
- 【諸収入】(4.1%)55億739万円
貸付金の元利収入や収益事業からの収入など
- 【その他】(9%)121億4,888万円
使用料・手数料、分担金・負担金、繰入金など
- 依存財源
- 国や県から交付または割り当てられる収入
- 【国庫支出金】(19.7%)263億5,834万円
建設事業や生活保護などへの国からの収入
- 【地方交付税】(14.5%)194億8,400万円
所得税などの国税の一部が交付される収入
- 【県支出金】(8.2%)110億909万円
建設事業や生活保護などへの県からの収入
- 【市債】(8%)107億3,430万円
一度に大きな費用が必要となる事業を実施するための長期的な借入金
- 【譲与税・交付金】(5.9%)78億2,000万円
自動車重量譲与税・地方消費税交付金など
歳出の主な内訳
- 義務的経費
- 支出が義務付けられ、任意に節減することが困難な経費
- 【扶助費】(30.6%)411億984万円
医療費の援助や生活保護費、障害のある人への手当など
- 【人件費】(11%)147億2,904万円
職員の給与など
- 【公債費】(9.9%)132億5,942万円
市債の返済(元金・利子)
- その他の経費
- 【物件費】(14.9%)199億7,365万円
備品の購入や印刷費、光熱水費など
- 【普通建設事業費】(9.1%)121億6,446万円
道路や学校などの建設費
- 【補助費等】(12.6%)168億8,504万円
関連団体や各種団体への負担金や補助金など
- 【繰出金】(7.9%)106億8,208万円
特別会計や公営企業会計に支出する経費
- 【貸付金】(2%)26億6,038万円
中小企業への貸し付けなど
- 【その他】(2%)26億8,609万円
維持補修費、積立金、投資・出資金など
一般会計は三つの柱
一般会計は、1341億5000万円で、前年度から2.6%増えました。歳出は、補助費等が前年度比17.5%増。扶助費は、給付が増える見込みで、3.4%の増加です。。
歳入は、個人市民税や法人市民税が増えたことで、市税が前年度比2.7%増の410億8800万円。市債は新産業団地の整備が進んだことから、3.7%減と見込んでいます。
一般会計で行う主な事業を、三つの柱に沿って紹介します。
暮らし・教育
(1)子どもの笑顔があふれるまちづくり
- 小・中学校くるめ学力アップ推進事業 1億2万円
- 少人数授業や学力向上実践推進校の指定、放課後学習会の充実などに取り組みます。
- 教育ICT活用事業 1159万円
- タブレットを活用した学習や、インターネットを使ったテレビ会議システムの導入を行います。
- 待機児童解消事業 4億2067万円
- 保育士UIJターン就職支援補助金の創設や、送迎保育ステーションの開設などを行います。
- 乳幼児等健診事業 3億9351万円
- 新生児の聴覚検査費用の一部を助成します。
(2)健康で生きがいが持てるまちづくり
- 予防接種費・特定感染症予防対策事業 9億8921万円
- 風疹の抗体検査や予防接種、おたふくかぜワクチンの費用助成などを行います。
- 若年者在宅ターミナルケア支援事業 228万円
- 39歳以下の末期がん患者の自宅療養に必要な介護費用の一部を助成します。
(3)人権の尊重・男女共同参画のまちづくり
- 人権の尊重関連事業 1億1088万円
- 同和問題の啓発など、さまざまな人権課題の解決に向けた施策を進めます。
- 男女共同参画関連事業 1億873万円
- 女性の活躍促進や、DV被害への支援・啓発などを行います。
安心・快適・都市力
(1)快適な都市生活を支えるまちづくり
- 中心市街地拠点緑化事業 3600万円
- 公園のにぎわいづくりなどへの民間活力の導入や、緑化スポットの整備を行います。
- 緑の基本計画推進事業 511万円
- 街路樹の管理方法などを定めた計画を策定します。
(2)都市開発・地域開発のまちづくり
- 中心拠点・地域生活拠点整備事業 2400万円
- 駅周辺などに拠点市街地をつくる計画を策定します。
- 中心市街地再整備事業 4億539万円
- 池町川の緑道や久留米アリーナ周辺の歩道整備、JR久留米駅前第二街区再開発への補助などを行います。
(3)安全・安心なまちづくり
- 防災対策強化事業 7920万円
- 災害対策支援システムを構築。WEB版ハザードマップ作成なども行います。
- 市街地浸水対策事業 3685万円
- 浸水被害を軽減するため、ハード・ソフト両面で対策を行います。
地方創生、経済成長・雇用
(1)地域経済を支えるまちづくり
- 新産業団地整備事業 5881万円
- 久留米・うきは工業団地の整備や、次期産業用地の検討を進めます。
- 地域企業育成事業 1536万円
- 「ものづくり企業事例集」などを活用しながら、情報発信を強化します。
- 久留米産農産物の販売力強化事業 2401万円
- 久留米産農産物のブランド化を進める他、輸出や6次産業化の支援などで、販売力の強化を図ります。
(2)文化・芸術・スポーツとにぎわいのあるまちづくり
- MICE誘致推進事業 1億3053万円
- 東京2020オリ・パラ事前キャンプの支援や、コンベンション開催のPR促進などで、MICE(MICEとは、多くの集客や交流が見込まれる、会議や研修旅行、学会、国際会議、展示会・見本市などのことです)誘致に取り組みます。
- 観光プロモーション推進事業 3120万円
- 地域資源を活用した観光商品づくりや、筑後圏域での観光マップの作成などを行います。
今年ならではの事業も
今年度は、市制施行130周年記念式典の費用297万円を計上しています。また、消費増税に対応した事業として、プレミアム付き商品券の販売や、未婚の児童扶養手当受給者への給付などを予定しています。
効率的な組織運営のための取り組みも行います。電子決裁システム導入や教員のテレワーク環境整備に着手。住民票のコンビニ交付も始めます。
特別会計は872億円
特別会計は、特定の事業を行うため、一般会計と別に経理している会計です。31年度は10会計の合計で、871億9000万円です。
国民健康保険事業は、被保険者の健康増進・医療費の適正化を進めます。介護保険事業は、適正な保険給付や介護予防の充実、認知症施策の推進などを進め、地域包括ケアシステムの構築に取り組みます。
競輪事業は、中野カップレースや国際自転車トラック競技支援競輪、ミッドナイト競輪などを開催。収益の確保と経営の効率化・安定化に努めます。
【問い合わせ先】財政課(電話番号0942-30-9117、FAX番号0942-30-9703)
特別会計予算 871億9000万円
区分 |
予算額 |
前年度比 |
国民健康保険事業 |
327億7,000万円 |
-2.3% |
競輪事業 |
224億1,200万円 |
30.4% |
卸売市場事業 |
4億1,600万円 |
10.6% |
住宅新築資金等貸付事業 |
900万円 |
0% |
市営駐車場事業 |
9,100万円 |
-2.2% |
介護保険事業 |
263億3,800万円 |
1.3% |
農業集落排水事業 |
2億5,000万円 |
3.3% |
特定地域生活排水処理事業 |
2億3,000万円 |
-0.4% |
後期高齢者医療事業 |
45億4,200万円 |
7.1% |
母子父子寡婦福祉資金貸付事業 |
1億3,200万円 |
3.1% |
企業会計で水の安全を
公営企業会計は事業の収入で経費を賄う会計で、水道事業と下水道事業の二つの会計です。
安全な水の安定供給に取り組む水道事業会計に75億900万円を計上。環境に優しい安全・安心な下水道事業に取り組む下水道事業会計に、171億9700万円を計上しました。
【問い合わせ先】上下水道部総務(電話番号0942-30-8504、FAX番号0942-30-8570)
公営企業会計予算 247億600万円
区分 |
予算額 |
前年度比 |
水道事業 |
75億900万円 |
-0.7% |
下水道事業 |
171億9,700万円 |
0.5% |
予算などを公開
毎年度の予算や基金・市債の残高などを、市ホームページで公開しています。「久留米市 予算」と検索してください。
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