市内の大学生が、久留米市の仕事などを取材し、学生目線で発信するシリーズです。今回の記者は久留米信愛短期大学(1年)岩尾優人さんです。
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缶入りの久留米の水道水「筑後川のめぐみ」が、国際的な品評機関モンドセレクションの金賞をとったと聞きました。おいしい水道水の秘密を知るため、放光寺浄水場を訪ねました。
災害が発生したときの備蓄用です。缶入りの水道水を年間約3万2000本製造しています。
缶の方が、長期間保存できるからです。賞味期限は3年間となっています。久留米の水道水をPRする目的もあり、浄水場の見学やイベントなどで配布したり、JR久留米駅や道の駅などで販売したりして、多くの人に飲んでもらっています。
筑後川の水がきれいなおかげで、おいしい水が作れています。
筑後川は、流域に工場などが少ないので、とてもきれいなんですよ。久留米市の水は平成30年にモンドセレクションで金賞を受賞し、「安全性」と「おいしさ」について国際的な高い評価も得ています。
水道水には消毒するために塩素が含まれています。使用する塩素がなるべく少なく済むように、浄水過程で活性炭を使うなどの工夫をしています。また、水道法で義務付けられた検査項目に加えて、市が安全でおいしい水を作るために必要だと判断した項目を独自に設け、毎日確認しています。
法律の改正で、民間企業と連携して水道事業を運営できるようになりました。市は、水道事業の経営安定化のため、水道メーターの検針や料金の徴収などはすでに民間企業に委託しています。しかし、安全でおいしい水道水を作り、家庭に届けるという部分は、これからも市がしっかりと取り組んでいきます。
これまで蛇口をひねれば水が出ることが当たり前だと思っていました。今回の取材で、普段何気なく使ったり、飲んだりする水を作るにはいろんな過程があり、時間がかかることが分かりました。
久留米の水道水の元となる筑後川をもっときれいにするには、ごみのポイ捨てなどを無くすことが大事だと思います。これからは水の一滴一滴を大切にしようと思います。
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