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環境交流プラザサポーターは語る(平成31年1月15日号)

私が今、伝えたいこと。

宮ノ陣クリーンセンター「環境交流プラザサポーター」。
多くの人が環境問題に興味を持つように、施設の見学案内や講座の企画・運営などを担うボランティアとして30人が登録しています。活動中の2人のサポーターに、今伝えたい思いを聞きました。

【問い合わせ先】施設課(電話番号0942-27-5371、FAX番号0942-27-5443)

サポーター歴2年10カ月 松本幸博さん

背景から分かりやすく

仕事でプラスチックなどを作る化学工場の設計や建設をしていたので、環境問題への関わりは深い方でした。でも、サポーターになって子どもたちと接して、気付くことがたくさんあったんです。
毎年、夏休みの自由研究の講座を企画しています。難しい言葉は通じない子どもたちを前に、大切にするのは「なぜそれが必要なのか」を分かりやすく伝えること。理由や背景が分かると行動も変わるはずです。
例えば、ペットボトルに巻き付ける素材の違いで、中の温度変化の違いを見る実験。建物などの断熱材が、どのように省エネにつながるのかを解説します。また、生ごみの水切りで何がどう変わるのか、絵に描いて説明する講座も考えました。
ちなみに、エコには化学の知識がたくさん関係しているんです。私の個人的な希望ですが、こういった講座をきっかけに、化学にも興味を持つ子が増えるとうれしいなと思っています。

サポーター歴10カ月 高野春奈さん

捨てたら終わりじゃない

月3回ほど、講座の補助や施設案内をしています。サポーター向けの研修で施設を見学した私が実感したのは「ごみは人が処理している」ということでした。
まず、ごみをためる施設へ。入った瞬間「うっ」となるほどの臭いを感じました。そこでは、多くの人が処理に関わっていました。
次に、容器包装プラスチックの選別場へ。他の物が混じっていないか、より分ける作業をしました。ベルトコンベヤーの前に立つと、突然めまいが。流れてくる速さと量に酔ってしまったんです。作業を続けていると、ご飯の塊が流れてきました。聞くと、はさみや包丁が流れてくることもあるそうで、その日も針金が入っていました。
私も以前はそうでしたが、「ごみは家から出したら終わり」と思っている人は多いと思います。同センターでは、ごみ処理の過程を見ることができます。現場を知ると、普段の行動がきっと変わると思います。

サポーターは随時募集中。サポーター活動を見学することもできます。
興味がある人は同課に問い合わせてください

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