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地おこレター【1】(令和元年12月1日号)

3人の地域おこし協力隊員が、担当地域の動きや魅力を皆さんに届けます

レトロ商店街と若者

「田主丸商店街やかっぱは、若者に響く」と見込んだ大学生がイベントを企画しました。観光地として注目を集める耳納北麓に新しい動きが起こっています。

12月14日の夜は「古民家×ワイン×かっぱ」

 地域おこし協力隊員の黒田です。本紙4月15日号で「土地の歴史も含めて田主丸の魅力を伝えたい」と抱負を語ったように、田主丸町のさまざまな場所や伝統行事を見て回っています。田主丸商店街もその一つ。江戸時代は豊後街道の在郷町(農村部などで商品生産の発展に伴って発生した町や集落)、数十年前までは植木苗木などの隆盛によってにぎわい、映画「男はつらいよ」にも登場しました。今も江戸時代の道筋そのままに、江戸〜大正期の建物も残っています。
 この商店街のかっぱ茶屋周辺で12月14日(土曜)16時30分〜21時、市内の大学生がワインイベント「KAPPA WINE GARDEN」を開催します。きっかけは、観光振興を推進する団体「久留米DMO」と一緒に活動してきた久留米大学の学生団体・耳納北麓プロジェクト実行委員会が、「商店街のレトロな雰囲気は若者を呼び込める」と考えたこと。さらに、久留米工業大学の学生プロジェクト・ASURAが、田主丸に伝わるかっぱを使い、会場の内装や夜の商店街の空間演出などを担います。申し込みは不要。レトロな会場でチケットを購入して、ワインやおつまみを楽しんでください。
 商店街もかっぱも町の歴史そのもの。地元の皆さんの協力で、虫追い祭りなどの古い写真や昭和40年代のフィルム映像を公開します。令和3年は有馬家久留米入城400年。市内各地で歴史を生かしたイベントが開かれて、町のにぎわいにつながればと思います。

【問い合わせ先】田主丸総合支所地域振興課(電話番号0943-72-2111、FAX番号0943-72-3819)

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