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第45回 くるめ学生通信(令和元年10月1日号)

大学生が、久留米市の仕事を取材し、発信するシリーズです。

自治会の役割って?

今回の記者:聖マリア学院大学(3年)堀内咲良さん

 私が住む地域の祭りやイベントは自治会が開催していると聞きましたが、「自治会」のことをよく知らなかったので、地域コミュニティ課の今村貴史さんに話を聞きました。

そもそも自治会ってなんですか?

 久留米市には小学校区単位で地域づくりを行う校区コミュニティ組織があります。その中で、より身近で生活に根付いた活動を行う団体が自治会です。約670団体あり、同じ地域に住む子どもから高齢者までみんなが協力して、より良い地域をつくるために活動しています。

具体的にはどんな活動をしているのですか?

 地域の運動会や夏祭りなどがおなじみですが、住民の皆さんが気持ちよく日常生活を送るために、地域の清掃や資源ごみ回収の立ち番なども行っています。また、防災訓練や防犯灯の設置・管理、登下校の見守りやパトロールなど、安心して暮らせるよう地域で協力しながら活動しています。

なぜこのような活動が必要なのですか?

 現代は少子高齢化や核家族化が進み、ライフスタイルが変化してきたことで、隣近所の人間関係が希薄化している傾向があります。そのため、困ったことがあっても、気軽に相談できる人が周囲に居ないという状況も珍しくありません。
 そんな今だからこそ、自治会の活動を通して、同じ地域に住んでいる人同士が日頃から関わりを持つことが大切です。地域での信頼関係やお互いさま意識が高まり、自分や家族だけでは解決できないような問題に助け合って対処できることもあります。「遠くの親戚より近くの他人」というように、互いの顔の見える関係を築くためにも自治会は重要な役割を果たしているんです。

地域の活動には誰でも参加できますか?

 もちろんです。さまざまなイベントや活動に参加して交流を深めてください。普段から少しずつ参加することで、災害などの緊急時にも「いつものように」助け合える関係が自然とできていくと思うので、より多くの人に参加してほしいですね。

今回の取材で、自治会は祭りなどのイベントから日頃の清掃まで、多種多様な活動をしていることを知りました。活動を通して自分が住む地域や周囲の人のことを知り、みんなで住みやすい地域にする。こうして地元をもっと好きに、大切にできるのだと感じました。

【問い合わせ先】広報戦略課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

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