トップ > 広報くるめ > 認知症への新たな取り組み 10月から
久留米市は、認知症の人が起こした事故への賠償保険制度と、発症を予防するための講座を開始。
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを進めます。
【問い合わせ先】長寿支援課(電話番号0942-30-9207、FAX番号0942-36-6845)
平成19年、認知症の高齢者が列車にはねられる死亡事故が愛知県で起きました。
JR東海は遺族に、列車が遅れたことへの損害賠償を請求。認知症高齢者の事故で、家族に賠償責任が及ぶ可能性が示されました。
市は今年度、「認知症高齢者等個人賠償責任保険」を開始。認知症の人が、他人にけがをさせたり物を壊したりして、賠償義務が生じた場合、損害保険会社が最大3億円を支払います。
市が代理で加入し、保険料を全額負担。今年度149万円を予算化しています。
10月から申し込み受け付けを開始。保険に加入するには、市が行う「高齢者あんしん登録制度」への登録が条件です。
この制度は、認知症などで行方不明になる恐れのある高齢者を早期発見・保護するため、身長・体重や特徴、連絡先などを市に登録しておく制度です。
対象は市内に住み自宅で暮らす、介護認定の「認知症高齢者の日常生活自立度」がUa以上の人。受付窓口は長寿支援課と各総合支所市民福祉課です。
認知症を予防するための講座も開講します。「約束をよく忘れる」「物事への興味や関心が無くなる」「会話が減る」などの症状は予備軍の恐れ。
この段階で予防すれば、認知症になるのを防いだり、進行を遅らせられると言われています。
今年度は3会場で実施します。
初回に、映像を見ながら問題に答える検査で現在の認知機能を把握。その後、予防に大切な栄養や社会参加などに関する講話を聴いたり、予防運動を体験したりします。最終回で検査結果を説明し、継続した取り組みにつなげます。
会場=三潴生涯学習センター
日程=10月17日(水曜)、24日(水曜)、31日(水曜)
会場=コスモすまいる北野
日程=11月14日(水曜)、21日(水曜)、28日(水曜)
会場=市民活動サポートセンター みんくる
日程=12月4日(火曜)、11日(火曜)、18日(火曜)
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