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久留米まち旅博覧会(平成30年9月1日号)

十旅十色の特別な旅

10月1日(月曜)から11月30日(金曜)まで

久留米まち旅博覧会は、歴史や文化、自然などの地域資源を生かした魅力あふれる体験交流型の旅です。
旅を企画する3人のナビゲーターに話を聞きました。

手作りのおもてなし

地域に密着した観光プログラム「久留米まち旅博覧会」は、久留米の自然や食文化、農業やものづくりなどを生かして、市民や企業の皆さんがおもてなしをする手作りの日帰り旅。全部で80のメニューがそろいます。
今年は、乗馬体験や最新の介護現場見学、久留米育ちの博多和牛食べ比べなど、新たに23のプログラムを追加。
昨年大人気だったJR久留米駅のバックヤードツアーや、ブリヂストンの工場・社長室見学などもあります。

No.19 手のひらの上の小宇宙 ミニ盆栽の鉢作り 潜んだ感性に気付く

ナビゲーター 河北徹さん(草野陶房 現の証拠)

昔の町並み残る草野で
耳納連山の麓の自然あふれる草野町に居を構える陶房「現の証拠」。店主の河北徹さんは、まち旅がスタートした平成20年から参加。今年は、手のひらサイズの盆栽鉢を二つ作ります。
河北さんは、太宰府市で陶器作りを修行後、ふるさとの久留米で独立。「草野町は、自然豊かで昔の町並みが残る地域。ここで陶房を開きたいと思った」と話します。現の証拠では、陶芸教室などを開いていないので、まち旅だけでしか体験できません。
器に目を向け心豊かに
焼き物や日本の文化に関する河北さんのトークもプログラムの魅力の一つ。
「日本での焼き物や器の歴史を見ると、日本人の感性の高さが表れているんです。私たち日本人は、季節や食材によって、器を使い分けます。食への関心の高さや、食事をよりおいしく見せようとするおもてなしの心。優れた美意識だと思いませんか。日本人は潜在的に器に対する感性を備えているんです」と話します。
「器に目を向けることで、潜んだ感性に気付くかもしれません。そうすればきっと、暮らしも心も豊かになる。そんな場所を提供しています」とまち旅への思いを語りました。

プログラム概要

  • 日時=11月23日(祝日)、24日(土曜)13時30分〜15時30分
  • 会場=草野陶房 現の証拠
  • 定員=各4人
  • 料金=3,000円(お茶、菓子付き)

No.44 防災技術の最先端とその舞台裏の物語 防災拠点が観光の場に

ナビゲーター 島本卓三さん(九州技術事務所)

初登場のプログラム
九州技術事務所は、防災技術の開発や人材育成を担う国土交通省の施設で、九州一円を管轄する災害対応の拠点です。同施設の見学ツアーは今回が初登場。最前線基地となる防災室見学から始まり、特殊車両や大型機械の紹介、最新のVR体験など約2時間のプログラムです。
案内するのは、所長の島本卓三さんです。「始めにお見せする防災室は、福岡市にある本庁の災害対策本部と同じレベルの機器がそろいます。本部が被災したときには、ここが災害対策本部になります。ショベルカーは、離れた所からリモコン操作でき、人が入れない危険な場所でも作業ができます。その他、600メートル離れた場所でも本が読める明るさが出せる照明車や、25メートルプールを5分で空にする排出ポンプ車などもあります。VR研究室では、専用のゴーグルを使い、災害復旧現場を360度見られる動画を体験。実際にそこに居るような感覚を味わえますよ」。
多くの人に知ってほしい
まち旅に参加したきっかけを次のように語ります。「ここは土木職などが多く、成果をアピールせず、黙々と仕事に取り組むことを美学とする考えがあります。しかし、これからは地域の皆さんに業務内容や事業の必要性を理解してもらうことが不可欠だと思います。まち旅をきっかけに、久留米にこんな施設があることや、私たちの仕事の重要さを多くの人に知ってもらいたいです」。

プログラム概要

  • 日時=11月8日(木曜)13時30分〜15時30分
  • 会場=九州技術事務所
  • 定員=10人
  • 料金=400円

No.57 特産ハトムギを使って菓子作りと美肌ランチ 「こだわり過ぎない」こだわり

ナビゲーター 下坂和登さん(洋菓子工房ラ・ペ)

調理師のパティシエ
久留米西部は、全国有数のハトムギ産地です。栄養価が高く、美肌効果があると言われるハトムギを使った菓子作りを、城島町の「洋菓子工房ラ・ペ」のオーナーシェフ・下坂和登さんが伝授。菓子作り体験の後には、昨年のまち旅で好評だった、ハトムギランチが振る舞われます。
イタリア料理のシェフを目指して調理師学校で学んでいた下坂さん。授業の一環で訪れた、ある洋菓子店の店主との出会いで、パティシエの道に進むことになります。「料理人は、いろいろな料理を作れた方が良い。デザートからでも良いじゃないかと始め、今に至ります」と話します。
下坂さんは、南部商工会のプロジェクトで、ハトムギを使った菓子の開発もしています。「普段から柔軟な発想で、こだわり過ぎないように心掛けています。まち旅では、自宅でも作れるようシンプルなレシピを教えます。城島・三潴地域には、他にもエツやマンゴーなど、おいしい食材がたくさんあります。まち旅を通して、まだ知られていない地元の良い物を発信していきたいですね」。

プログラム概要

  • 日時=10月1日(月曜)、6日(土曜)10時〜13時30分
  • 会場=洋菓子工房ラ・ペ
  • 定員=各8人
  • 料金=2,500円(昼食付き)

6ジャンルに個性豊かな80の旅

(1)美の扉あく特別な一日 芸術のまち旅
藍染めや久留米絣手織り体験、石橋迎賓館の見学、など13プログラム。
(2)愛おしむも楽し ものづくりのまち旅
水引細工の飾り作りや工場見学ツアー、スニーカー作り、古民家カフェでアンティークコースター作りなど15プログラム
(3)その道の奥 歴史と人ありてまち旅
僧侶と回る善導寺散策や電車のシミュレーター体験、高良山の山城巡りなど16プログラム。
(4)実りの秋 物語もご馳走の農のまち旅
久留米育ちの博多和牛食べ比べや焼き鳥・ニワトリ講座、本格そば打ち体験など16プログラム
(5)発酵の力と地酒ほとめくまち旅
特産やましお漬けの加工場見学やワイナリーでのスパークリングワイン飲み比べ、六ツ門のまち歩きなど10プログラム。
(6)好奇心いっぱい 心身健やかなまち旅
幹部候補生学校の武装障害走見学や救急医療現場ツアーなど10プログラム。

今年も販売まち旅手帖

今年で平成の開催は最後。ありがとう平成の気持ちを込めた、まち旅ステッカーなど記念品を準備しています。
昨年好評だった「まち旅手帖」を今年も数量限定で販売します。1620円です。

【問い合わせ先】久留米まち旅博覧会事務局(電話番号0942-31-1730、FAX番号0942-31-3210)

プログラムは全て先着順で、電話かインターネットでの申し込みが必要です。
申込開始日は、10月開催分が9月10日(月曜)、11月開催分が9月18日(火曜)。
いずれも12時から申込開始。
料金や申込先などの詳細は、公式ガイドブックやホームページで確認してください。

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